新潮文庫
螢の唄

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  • サイズ 文庫判/ページ数 325p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101475059
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

高校2年生のゆかりは夏休みの課題のため伯母の戦争体験を聞こうとするが……。東京大空襲の語り部が“炎の夜”に迫る長篇小説。

戦後45年目の夏。高校2年生のゆかりの伯母は空襲で焦げた電柱の前で、見失った我が子を待ち続けていた。夏休みの課題のため、ゆかりは伯母の戦争体験を聞こうとするが父の勇太から猛反対を受ける。昭和20年3月10日、あの炎の夜に何があったのか。伯母の交通事故をきっかけに父はようやく口を開く――。東京大空襲の語り部が戦禍の記憶を今に伝える長篇小説。『戦争と青春』改題。

内容説明

戦後45年目の夏。高校2年生のゆかりの伯母は空襲で焦げた電柱の前で見失った我が子を待ち続けていた。夏休みの課題のため、ゆかりは伯母の戦争体験を聞こうとするが父の勇太から猛反対を受ける。昭和20年3月10日、あの炎の夜に何があったのか。伯母の交通事故をきっかけに父はようやく口を開く―。東京大空襲の語り部が戦禍の記憶を今に伝える長篇小説。

著者等紹介

早乙女勝元[サオトメカツモト]
1932(昭和7)年、東京生れ。’45年3月10日、12歳で東京大空襲を経験。戦後は少年工として働きながら文学を志す。24歳で「ハモニカ工場」発表後は作家に専念、ルポルタージュ作品『東京大空襲』が話題になる(日本ジャーナリスト会議奨励賞)。’70年、「東京空襲を記録する会」を結成、’74年には『東京大空襲・戦災誌』が菊池寛賞を受賞した。2002(平成14)年、江東区北砂に「東京大空襲・戦災資料センター」をオープン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

柊子

17
卒論を書く際に、早乙女氏に助言をいただいたので、以来、とても親しみを感じている(私が勝手に、であるが)。 息子も小5の時、戦争体験者から話を聴く課題があったが、今後は体験者が高齢で認知症だったり亡くなったり・・・で、そうした課題も難しくなるだろう。ぜひとも続けて欲しい学習なのだが。2016/02/07

コウジ

4
先日、お目に掛った先輩に堀川恵子さんの「原爆供養塔」をお貸しして、その返本として「東京大空襲」を扱った題材の本書をお貸りしました 著者の視点が若者向けに平易に書かれていて、未来志向を伺わせる意図が組み取れました。 被害者目線が多い戦争物では有りますが、中国 重慶への無差別爆撃を日本がやっている点についても言及が有り、加害者としての日本の側面も分かる様になっていました。被団協の受賞も大変喜ばしい事ですが、過去について学ぶ事の難しさや、日本の教育はきちんと過去の反省に立脚すべきだと考えさせられました。31冊目2024/12/08

サファイア

3
読み進めるうちに「この話し知っているかも」と…本を読んだ記憶も無く、ある箇所に差し掛かった時「やっぱり知ってる!」と確信。実話をモチーフ?とも思ったけどあとがきを読んで納得。20年位前にレンタルビデオで「戦争と青春」を見ていました。1945年3月10日に起きた目を背けたくなる程の出来事。もう二度と起こしてはいけない悲劇。50年100年1000年語り継がなければいけない出来事だと改めて思った。2016/03/12

チェブラリー

2
今一つテンポ良く読めなかった。2017/02/25

なぎ

1
映画 火垂るの墓 はだしのゲンとか見たことあるが 戦争は人の人生を狂わせる 絶対に戦争はあってはならない憲法18条は 国民が真剣になって考える問題だと思った2016/04/01

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