内容説明
ビートルズ、ローリング・ストーンズ、レッド・ツェッペリン、そしてプリンス、U2まで…。時代とともに生き、今もなお人々の心の中に残るロックの名盤たち。歴史に残る435枚を選びだし、アルバムごとにミュージシャン、ミュージック・シーンを紹介して、ロックの歴史をたどる決定版バイヤーズ・ガイド。
目次
ジェイムズ・ブラウン ライヴ・アット・ジ・アポロ
ザ・ローリング・ストーンズ アフターマス
ジミ・ヘンドリックス ボールド・アズ・ラブ
ザ・ドアーズ まぼろしの世界
フリートウッド・マック 英吉利の薔薇〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
105
音楽評論家の渋谷陽一氏によるロックの名盤の解説。1980年代までの作品が取り上げられている。活字の詰まった行き届いた内容で、これを1冊読めば、ロックの歴史と歴史に残っている傑作アルバムのことが把握できる。もう何度も読んでいる本で、ぼろぼろの状態。今度も拾い読みをするつもりだったのに、全部読んでしまった。取り上げられている作品には、不満をかじる人もいるだろう。例えば、Yesは『イエスソングス』で、なぜ『危機』ではないか思ってしまう。このような屈折した楽しみ方もできる良い本だ。2017/05/16
tengen
56
ネットはおろかレンタルは無いお金ない洋楽TV番組も少ない中、FMのエアチェック・友だち間の貸し借り・そして吟味して吟味してレコード買う、という時代。試聴せずになけなしのこづかいでレコード買う勇気。 自分とフィーリングのあった方のレコ評が非常に大切でした。 渋谷陽一氏によるレコ評。 大部分が知っているものばかり(ベストだから当然か)で、非常に懐かしく読みました。70年代を中心に60年代から80年代初頭を網羅してます。ロックバイブルとして、今ならYouTubeなどで試聴しながら、フムフムと楽しんで欲しいです。2015/03/17
新田新一
40
渋谷陽一さんが亡くなったので、渋谷さんのことを偲びながら再読しました。80年代までのロックの名盤が紹介されています。非常にバランスの良い内容で、特定のアーティストに偏らずに、様々なアルバムが紹介されています。今度読み返して、ブルースやR&Bに多くのページが割かれていることに気づきました。この2つの分野はロックの土台になったものなので当然と言えますが、私にとっては有難かったです。渋谷さんのおかげで黒人音楽の素晴らしさに気づき、オーティス・レディングなどの作品を聞くようになりました。ご冥福をお祈りいたします。2025/07/23
kinkin
27
筆者の渋谷陽一がDJのラジオ番組が懐かしい。レコードも高く、まだまだ最新のロックを聴くにはラジオが欠かせなかった時代。今だに聴き続けられている普遍的なアルバムが多数紹介されている。2014/07/11
Wan-Nyans
23
★★★★★
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