- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > ノベルス
- > ハーレクインシリーズ
内容説明
三十三歳で三人の子持ちの私に、恋なんて無縁のものね。人生は苦しみばかり。いいことなんて何もない。夫が若い金持ちの女のもとに走って以来、ブレンダは日々の生活に追われ、心もすさみがちだった。子供たちの笑顔と、上司のサムからときどきもらう切符で見るミュージカルだけが救いの毎日だった。ところがそのミュージカルの劇場で、彼女はとんでもない男に出会うはめになる。サムが仕組んだらしく、ブレンダの隣の席には彼の親友レオが座っていた。レオは赤毛好きで有名なプレイボーイ。彼女の大嫌いなタイプだった。茶色の髪の私なんて眼中にないはずと思うと、よけいに腹立たしい。座席の肘掛けを占領している彼に、ブレンダはつい突っかかってしまった。「これはあなたの肘掛けってわけじゃないんですよ」さあ、この横柄な男がなんて言い返してくるか楽しみだわ。