内容説明
山下達郎、浜田省吾、忌野清志郎、仲井戸麗市、大貫妙子、遠藤ミチロウ。日本のロックを代表する6人は青春の日々にどんな音楽体験を経て自己の音楽を創り上げたのか?ビートルズの登場に始まりローリング・ストーンズの活躍、ニュー・ロックからハード・ロックを経てパンク・ロックの衝撃まで。ミュージシャンの目を通してロックの歴史と現在を浮彫りにする、格好のロック入門書。
目次
浜田省吾 ビートルズだけしか愛せない
山下達郎 ビーチ・ボーイズが僕のすべてじゃない
忌野清志郎 ストーンズなしでは満足できない
大貫妙子 のめり込んだ音楽ってないんです
仲井戸麗市 ギターを手離すつもりはない
遠藤ミチロウ パンクにはもう期待できない
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トーヤン
9
昭和61年、当時18歳以来の再読。渋谷陽一の対談本。浜田省吾、山下達郎、忌野清志郎、大貫妙子、仲井戸麗市、遠藤ミチロウの6人。浜田省吾の純粋さと山下達郎のひねくれっぷり(いい意味で)が面白い。渋谷陽一のインタビュアーとしてのレベルの高さと、途中に挟まれるコラムの質の高さは流石。この頃は何年もロッキン・オン買い続けていたなぁ。2015/05/22
hirayama46
3
1986年刊行。ロックをテーマに日本のミュージシャンへインタビューを行った本。このなかでは仲井戸麗市が最も音楽に対して手広い感じがしました。遠藤ミチロウはやはり思索的ですね。わりとストレートな話をされている方もいて、山下達郎が「最も嫌いなバンドは、グレイトフル・デッド」語っていて面白かったです。構築的な音楽にへのこだわりから、即興演奏的なものは嫌なのだろうか。そうなるとジャズ方面への意識も気になりますが、ロック本なのでそちらには進めなかったのでちょっと残念。しかし、この世代はプログレには冷淡ですね……。2019/01/17
たなかはん
3
ロッキンオンの編集長というより、僕ら世代にはラジオでロックを教えてくれた伝導師の渋谷陽一が、日本のミュージシャンと対談しながらそれぞれの音楽のルーツを探る。対談相手は浜田省吾、清志郎、達郎、チャボ、大貫妙子、遠藤ミチロウといった面々。渋谷を含めて全員が'50~'53年生まれという同世代。昭和61年の本。みんな30そこそこだった頃。ミチロウを除いてみんなビートルズを通っている。僕らはクイーンやキッスと同時にビートルズを聴いたけど、何もない所に来たビートルズは圧倒的な影響を与えた存在だったんだろうなぁ。2018/10/28
こばちん
1
対談集。ハマショー、山達、キヨシロー、チャボ等々。語れないと言いつつ熱く語ってます。40代、50代のロックファンには涙もの…。2013/07/10
る
0
清志郎2016/07/14