内容説明
薬草種を届けに奥州・一関を訪れた日向景一郎は、医師・丸尾修理と共に、疫病のため封鎖された山間の小村に向かった。そこで眼にしたものは、水に毒を盛られ、脱出を図って斬り殺された村人たちの無惨な屍の山―。隠し金山を守るため、藩が村を壊滅させようとしているのだ。圧倒的な戦力で襲いかかる藩兵たちに、景一郎の怒涛の妖剣がうなりをあげる!強腕の剣士シリーズ第三弾。
著者等紹介
北方謙三[キタカタケンゾウ]
1947(昭和22)年、佐賀県生れ。中央大学卒業後、’71年に『明るい街へ』でデビュー。’81年の『弔鐘はるかなり』で脚光を浴び、翌年『眠りなき夜』で日本冒険小説協会大賞、吉川英治文学新人賞受賞。’84年に『檻』で日本冒険小説協会大賞、『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。’88年から歴史小説にも挑み、’91(平成3)年の『破軍の星』で柴田錬三郎賞受賞
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