出版社内容情報
お江戸は日本橋。長崎屋の跡取り息子、若だんなこと一太郎の周りには、愉快な妖たちが沢山。そんな仲間を紹介しようとして楽しい騒動が起きる「長崎屋あれこれ」、屏風のぞきや金次らが『桃太郎』の世界に迷い込む「またあおう」、若だんなが長崎屋を継いだ後のお話で、妖退治の高僧・寛朝の形見をめぐる波乱を描く「かたみわけ」など豪華5編を収録した、文庫でしか読めない待望のシリーズ外伝。
内容説明
お江戸は日本橋。長崎屋の跡取り息子、若だんなこと一太郎の周りには、愉快な妖たちが沢山。そんな仲間を紹介しようとして楽しい騒動が起きる「長崎屋あれこれ」、屏風のぞきや金次らが『桃太郎』の世界に迷い込む「またあおう」、若だんなが長崎屋を継いだ後のお話で、妖退治の高僧・寛朝の形見をめぐる波乱を描く「かたみわけ」など豪華5編を収録した、文庫でしか読めない待望のシリーズ外伝。
著者等紹介
畠中恵[ハタケナカメグミ]
高知県生れ、名古屋育ち。名古屋造形芸術短期大学卒。漫画家アシスタント、書店員を経て漫画家デビュー。その後、都筑道夫の小説講座に通って作家を目指し、『しゃばけ』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。また2016(平成28)年、「しゃばけ」シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
166
しゃばけ外伝・・その2ってところか。7年ぶりの外伝は短編5話。いつもの長崎屋の感じもあれば、ずっとずっと先の妖達のことなど楽しくちょっとしんみりもあった。兄や推しの私には正直物足りなくもあったのはご愛嬌(もっと仁吉を~!笑)しゃばけシリーズも20周年ですって!夕餉に於りんちゃんも加わってって・・若旦那がちゃんと?夫婦になってるってことですよね?まだまだ続きますね。2021/12/15
雅
100
しゃばけ外伝。若だんながほとんど出てこないし佐吉や仁吉も出ず周りの妖達が活躍する。いつものほのぼのした感じよりもちょっぴり切なかったりする。2022/03/17
本詠み人
97
しゃばけ外伝。若だんなの周りのみんなが活躍するお話。表題の「またあおう」では、離れの妖達が草双紙 桃太郎🍑の中に引っ張りこまれる。ぶじ若だんなの元へ帰れるのか…本編とは違い外伝では若だんなはほとんど出てこない。だが、妖達の誰もが若だんなを思い、若だんなならどうするか…と考える。最後の「かたみわけ」が色々な意味で感慨深い。一人であっても独りじゃないと心が軽くなる。ほんわかふんわり𓈒◌𓐍𓈒°𓈒◌𓐍𓈒若だんなの存在の尊さ、有難さよ♡.*゜2022/10/18
真理そら
97
「かたみわけ」は若だんなが長崎屋の「旦那さん」と呼ばれるようになり、寛永寺の寿真も広徳寺の寛朝もこの世を去った後、寛朝から妖系の問題を引き継いだ広徳寺の秋英の悩み事に長崎屋の妖が協力する話。一太郎の旦那ぶりや佐助の番頭ぶりも読んでみたかったかも。2021/12/03
ケイ
82
30巻続いてるシリーズの外伝。この後もまだシリーズは続いてるけど、ナレーションが歌舞伎役者さんじゃなくなったために、全然聞いた感じが違う。毎回違う歌舞伎役者さんでも、何かの統一感はあったのだ。特に若旦那が全然違うの。何かな?と考えてみると、時代感なのかもしれない。ナレーションの方の声はすごく良くて、とてもお上手。でも、今時なのよ、若旦那の話し方が。それに江戸っ子的リズムにも欠けてるように思う。そんなことを考えながら聞いていたからかなぁ、今ひとつ楽しめず。オーディブルで 2024/12/09
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