新潮文庫
池波正太郎の食まんだら

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  • サイズ 文庫判/ページ数 282p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101453224
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

内容説明

先生は、たとえ一杯のラーメンであっても死ぬ気で食べていた―。美味を貪らず、しかし毎日の一食一食を大事にした作家は、食通でもなく、グルメでもない、本物の「食道楽」だった。池波正太郎の書生を十年間つとめた著者が、亡師が愛したゆかりの店や宿を再訪し、あの味の「今」を亡師へ報告。師から学んだ食の作法をさまざまな思い出とともに案内する。

目次

神田界隈
銀座界隈
浅草界隈・その他
横浜
名古屋・京都・大阪
旅の宿、旅の味

著者等紹介

佐藤隆介[サトウリュウスケ]
1936(昭和11)年、東京生れ。雑文製造処「鉢山亭」主人。広告代理店のコピーライターを経て、池波正太郎の書生をつとめた。現在は、酒・食・器の「食卓に関わるもの」のみにテーマを絞り文筆活動を営む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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剛腕伝説

13
「池波正太郎の食まんだら」と言うタイトルと、カバーの、池波正太郎が蕎麦屋の前で歩き煙草している写真を見て、てっきり池波正太郎本だと思い、取り寄せしたところ、何と作者は、池波正太郎の弟子との事💧。池波本を読むつもりだったので、肩透かし感は半端ない(自分の確認ミスなのですが)。 内容は、池波のグルメ本に記載されている、料理店を巡り、彼岸の池波に報告するという形。 だから、池波ファンとしても、グルメファンとしても、消化不良は否めない。読み切るのに少し、時間がかかってしまった。2020/04/14

幹事検定1級

5
池波先生の書生をされていた佐藤さんが池波先生のお気に入り、常連であったお店を巡るお話です。 食へのこだわりが有名であった池波先生だけに、一度は訪れてみたいお店がたくさん紹介されております。 せっかく銀座界隈で仕事しており、毎日のように散歩している小生も勇気をだして、のれんをくぐってみたいと思います。2014/01/30

ぴょる吉・アンジェリーナ・Y

2
池波正太郎の書生だったかたのエッセイ。先生のお供をして訪れた店を再訪し思い出と共に昔の味を楽しんでます。歴史のあるいい店ばかりなのですが、いろいろな事情でどんどん廃業しているので、早く食べにいかなきゃー。っと思いました。2013/07/04

わたなべ

2
池波正太郎の近親者が池波が愛した店を訪ねて、近況を報告する形式でのエッセイだった。神田まつや・銀座煉瓦亭など池波のエッセイをきっかけにして、訪ねた店が多数紹介されていた。池波の愛した店は、本物で昭和の時代だけだけでなく、いつの時代にも通用するようです。2011/12/13

スエ

2
先生の作品は2冊しか読んだことがないのに、まだ早いかなーと思いつつ、会社の本棚で偶然見つけてしまい。池波正太郎が通った名店を、元書生の作者が手紙形式で紹介するという内容。神保町あたりだと結構知ってるお店もあって嬉しかったりします(呵々)。2010/12/11

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