新潮文庫
池波正太郎の食卓

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  • サイズ 文庫判/ページ数 251p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101453217
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

内容説明

こよなく食べることを大事にした人、「食通」や「グルメ」でなく、本物の「食道楽」だった人―池波正太郎が愛したその味を、思い出や作品世界にふれながら、書生を十年つとめた男とゆかりの料理人二人が完全再現。四季折々の味を和洋二編、十二ヶ月に分けて徹底紹介する。豊富なカラー写真に加えて、親切指導のレシピ付き。読んで良し、作って良し、食べて良し、大満足の一冊。

目次

和食編(卯月―屋台から出世して、いまや“TEMPURA”は国際語。;皐月―鰹の食い方で男の器量が知れる。;水無月―朝飯の夢…わが家では所詮、夢か。;文月―百千の川に百千の鮎あり。夏が来た。;葉月―鰻の食い方は永遠に上方と江戸の喧嘩の種。 ほか)
洋食編(卯月―はて、ロールキャベツの国籍はどこだろう…。;皐月―クルケット変じてコロッケの和魂洋菜。;水無月―カレーライスなくして日本の食卓なし。;文月―コキールか、コキーユか。帆立貝に尋いてみるか…。;葉月―じゃがいも好きはなぜか絵がうまい。 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゴンゾウ@新潮部

98
池波正太郎さんはいわゆる美食家やグルメと言われる類いの人ではないと思う。一食一食を大切にして自分がうまいと思うものを食べている。本当に食べることが生活の一部だったんだと。最近、日本橋のたいめいけんに初めて行きました。紙カツレツと言うメニューがあり、どんな料理かと思っていたが、池波さんの愛したメニューだったんですね。2017/12/30

まま 

43
なんでこれ文庫本なんだろう?愛蔵版とかにしていただきたいわー💦 和食洋食に分けて各12ヶ月、お料理は和食が近藤文夫、洋食が茂出木雅章、ひと月毎のエピソードと共に、怒涛の飯テロです。2021/01/03

たまきら

35
池波さんの本を片っ端から読んでいた時期があります。多分、東京の精神を一生懸命つかもうとしていたんだろうな。神田生まれだった祖母に「野暮だねえ」と言われたくなかった、あの感じをつかむというか。素朴で、庶民的なのにどこか粋なこの作者の愛した食べ物を囲む時間。こういう大人になりたいと思いつづけて今に至ります。2019/12/19

幹事検定1級

26
池波正太郎先生の食へのこだわりを振り返る食エッセイ。食へのこだわりは半端ではありません。読んでいて共感を得ます。これまで池波先生自らが書く食エッセイは何冊か読み、本棚に大切にしまってありますがこの一冊も並べて保存しておこうと思います。ちなみに、私は毎年「うちわ出し」の日にどぜうを食べにいき、夏を乗り切っています。2016/07/16

Jun1

17
食の本が好きなので、「池波正太郎の食卓」を期待して読んだけど、作者の佐藤隆介さんが芋、かぼちゃ、ハンバーグが大嫌いとか興味ないんだけどなぁ(^^)2019/02/12

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