新潮文庫<br> ぼくがいま、死について思うこと

個数:

新潮文庫
ぼくがいま、死について思うこと

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年06月29日 14時14分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101448398
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

うつ、不眠、大事故。思えば、ずいぶん危ういときもあった――。シーナ69歳、はじめて真剣に〈死〉と向き合った随想集。

「自分の死について、真剣に考えたことがないでしょう」67歳で主治医に指摘された。図星だった。うつや不眠を患いながらも、死は、どこか遠い存在だった。そろそろ、いつか来る〈そのとき〉を思い描いてみようか――。シーナ、ついに〈死〉を探究する! 夢で予知した母の他界、世界中で見た異文化の葬送、親しい仕事仲間との別れ。幾多の死を辿り、考えた、自身の〈理想の最期〉とは。

内容説明

「自分の死について、真剣に考えたことがないでしょう」67歳で主治医に指摘された。図星だった。うつや不眠を患いながらも、死は、どこか遠い存在だった。そろそろ、いつか来る“そのとき”を思い描いてみようか―。シーナ、ついに“死”を探究する!夢で予知した母の他界、世界中で見た異文化の葬送、親しい仕事仲間との別れ。幾多の死を辿り、考えた、自身の“理想の最期”とは。

目次

少しずつ消えていく
「さよなら」と言えない
母が冬の風になっていく
友人の鳥葬
わが子の亡骸を捨てに行く
砂漠で見た小舟の中のミイラ
アメリカ人が日本で死ぬと
死後は子宮に戻る
江戸時代の「人捨て場」
ぼくが経験したポルターガイスト
若い頃より死の確率が減った
「じいじいも死ぬの?」

著者等紹介

椎名誠[シイナマコト]
1944(昭和19)年、東京生れ。東京写真大学中退。流通業界誌編集長を経て、作家、エッセイスト。『さらば国分寺書店のオババ』でデビュー。『アド・バード』(日本SF大賞)『犬の系譜』(吉川英治文学新人賞)旅と食の写真エッセイと著書多数。映画『白い馬』では、日本映画批評家大賞最優秀監督賞ほかを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐々陽太朗(K.Tsubota)

81
斎場と葬儀産業の胡散臭さ。チベットの鳥葬、モンゴルの風葬、ネパール、インドの水槽など世界の葬儀事情。向こう見ずな行動で何度か死にかかった話。作家に転向後、鬱になり自死しかかった話。これまでシーナさんのエッセイを読んできて、知っていた話、知らなかった話、いろいろ取り混ぜてなんだかんだいっていつの間にやらシーナさんの世界に引き込まれている。どのような死に方を望むかについて、シーナさんは「いつものように海べりで潮風に吹かれながら焚き火にあたり、最後の極冷えビールを飲みつつぼんやり死にたい」だそうだ。わかる。2022/04/10

佐島楓

64
最終章で、胸の隅っこをきゅっと引っ張られるような、切ない気持ちになった。半分悲しくて、もう半分は救われたような気分だ。この本を読んで、自分ならどうだろう、と一度じっくり死について考えてみるといいと思う。死んでしまってからでは遅いのだから(わりと最近、よく思うこと)。2016/03/14

GAKU

52
私、大好きな椎名誠さんが「死」について書き連ねたエッセイ。夢で予知した母の他界。世界中を旅して見た、鳥葬、風葬、水葬等異文化の葬送。親しい仕事仲間との別れ。ややもすれば重い「死」という題材を、そこは椎名さんらしく暗くなり過ぎずに書かれ、どの章もとても興味深く読ませていただきました。母や仲間との別れの章ではジーンとし、世界の葬送の章では、へーっ!と感嘆し、そして最後の「友よさらば―少し長いあとがき」ではもう、完璧にうるっと来てしまいました。“とても良い本に出合ったな”というのが率直な感想でした。2016/04/14

TakaUP48

44
昭和初期の葬儀は白服。ビジネス文化で、今や葬儀は黒服。葬儀費用は、世界でも抜群の高さ。国々の葬儀で、チベットの鳥葬やモンゴルの野ざらしの風葬、インドネシアのトラジャ族のもがりを紹介。アマゾンのインディオの大多数家族では子供全員の面倒を見れないので行方不明が多い。国内の墓問題で墓地不足にも言及、大阪・一心寺のお骨仏に驚く!自己の終活も語っているが、気になったのは苛めによる子ども達の自死。過剰な報道と犯人捜しで復讐の方便化するマスコミの責任も大きいが、国家として、真面目に取り組むべきだ!虐待死も合わせて…。2021/07/02

ホークス

40
椎名誠が死に向き合うことになった。年月を感じざるを得ない。まず親族友人の死。本来の悲しみとは断絶した、空虚な葬儀ビジネスや親族間の見栄争いに人間の業を見る。異国の鳥葬、水葬、風葬やら宗教習俗を色々回想するが、淡々として著者らしい機知は感じられない。墓だけを残して無人化した土地を描写し、近い将来の日本を思う。何と言うか、詩の様な一冊だった。貧民の自分など、墓に経済的身分以外の意味は感じないが、ある人ない人それぞれに苦労はあるだろう。見送る気持ちは静かに抱きしめておけば良いのではないか。2017/08/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10123843
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品