内容説明
本書は、斯界の権威・油井正一が選んだ600枚のベスト・ジャズ・レコード・カタログである。(1)1940年代まで(2)50年代(3)60年代(4)70年代以降(5)ボーカル(6)日本のジャズ―以上6章に年代順で配列し、レコードでたどるジャズ史としても楽しめる。さらにジャズ・ジャイアンツ20人のバイオグラフィー、9人の魅力的なジャズ・エッセイも併載しておくる、入門者もファンも必携の一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
15
2010年8月読書ノートから 「昔、NHK-FMのジャズフラッシュという番組で担当していた方のひとりが油井正一さん。何の曲かわからないまま、カセットレコーダーのRECボタンに指を置きスタンバイしていたのが懐かしい」2010/08/04
isao_key
5
ジャズ評論家の大御所によるガイド本。全597タイトルを紹介している。楽器別ではなく、発表年代順にアルバムを紹介しているが、楽器ごとに名盤を並べてくれたほうがまとめて知るのには都合がいい。ただ文庫本で押さえるべきジャズの名盤を教えてくれるのはありがたい。ジャズ・ジャイアンツ20名の紹介文に加え、9名のジャズ・マニアによるエッセイも楽しい。ただ内容に不満がない訳ではない。ボーカルにアンドレ・プレヴィンとダイナ・ショウがない。同じくジュリー・ロンドンやトミー・ベネットとエヴァンスもない。また日本のジャズは不要。2014/09/18
イカ男
3
「レコードを集める秘訣はただ一言、『みつけた時に買う』というのに尽きる。」これは古本にも通ずる。2012/05/15
くりたろう
1
ジャズの教科書。一家に1冊2020/05/24