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新潮文庫
考証 風流大名列伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 252p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101437217
  • NDC分類 281
  • Cコード C0121

内容説明

殿さま稼業も楽じゃない。「食べ物の好き嫌いは言えない」「決裁書類は山のよう」「夜はガリ勉、学問づくし」。武から文へ、江戸時代を彩った大名にも人知れぬ苦労があった。ご存じ水戸黄門の徳川光圀から将軍家ご指南役の柳生宗矩、幕末の名君島津斉彬まで、風流に生きる殿さま十七人が登場。時代考証家による自由奔放の人物伝は時代小説ファンも必見。お江戸に学ぶ痛快処世術。

目次

徳川光圀―絹の道への幻想
徳川宗春―御深井の秘亭
伊達綱宗―遊女高尾斬りを笑う
井伊直弼―この世は一期一会よ
織田秀親―鬼面の茶人寛永寺の刃傷
細川忠興―凄惨な夜又の夫婦愛
前田吉徳―間違われた加賀騒動の主人公
小堀遠州―長く険しい道をゆく
安藤信正―『半七捕物帖』に縁ある
柳生宗矩―まぼろしの名品平蜘蛛
松平不昧―父の風流入墨女の怪
浅野長矩―名君の史料に事欠かぬ
島津重豪・島津斉興・島津斉彬―薩摩三代の過剰風流
有馬頼貴・鍋島勝茂―大名行列に犬を引いて

著者等紹介

稲垣史生[イナガキシセイ]
1912‐1996。富山県生れ。本名・秀忠。早稲田大学国文科卒業後、都新聞(現「東京新聞」)記者、雑誌編集者を経て、時代考証家として文筆活動に入る。NHKの大河ドラマ「竜馬がゆく」など数々のTV、映画の時代考証を担当し、’75年には放送文化基金賞を受賞した
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感想・レビュー

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kokada_jnet

11
伊達綱宗が高尾大夫を身請けしたとか。井伊直弼が兄の側室と密通したとか。俗説だらけの本。解説をなぜか依頼されている山本博文先生もこれには困ったようで、「何を典拠にしているか書いて欲しい」とした後に、「歴史物語の大筋はフィクションでもよいが、それに説得力をもたせるための細部はしっかりしている」と無理やり褒めているが。ひどすぎる。文体も魅力がないなあ。2016/06/30

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