内容説明
アダルト・ビデオへの出演を決めた十九歳の橋爪摩耶は、同時にタイヤメーカーが主催するミスコンに応募した。一方、神戸出身の裕福な女子大生、橘由美子も同じコンテストに出場する。結果は摩耶が優勝し、今度は由美子がAVに誘われた。更には二人が“不思議な糸”で結ばれていることも判明して…。「本当の自分」を求め続ける女性たちの心理と運命を鮮やかに描く田中康夫の恋愛小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
i-miya
55
2014.01.06(01/06)(再読)田中康夫著。 01/06 (あとがき) 常識という尺度。 夜中のコンビニ、だべる男、自動車にひき逃げされた野良猫、河原に埋めてあげる感覚、持つ。 一人一人の「幸福」は、政治や経済のようなものではなく、数量化できない代物です。 自分が「自分」であることを確かめられたときの喜び。 2014/01/06
i-miya
49
2014.02.22(02/06)(再読)田中康夫著。 02/21 (P387) (解説、坪内祐三、つづき) 食事のシーンがうまく書ければ一流。 加納典明髣髴、写真家。 もっと違う自分。 アダルト・ビデオのオーディション-自然の流れ。 河竹黙阿弥思わすドンデン返し。 (本文) 1. 日の落ちるのが早くなり、真っ暗だ。 橋爪摩耶はむかついていた。 2014/02/22
i-miya
18
恋愛も、ボランティアも、接客も、人と人の顔が見えにくいこのハイテクな社会における“自分探し”の旅なのだと繰り返し申し上げてまいりました。 (解説=坪内祐三) 私は、ここ十数年間、村上春樹を除き、龍も、源一郎も、詠美も、雅彦も、ばななも、奥泉も、美里も読んでいない。
寛理
0
☆☆ 変なルビがうざい。「物語(じゅうそうせい)」「今日的雰囲気(アプレゲール)」とかマジか。しかしまあ、傑作だと思う。差異の消滅。特権的な存在は登場し得ない。2019/11/07




