著者等紹介
光野桃[ミツノモモ]
1956(昭和31)年、東京生れ。小池一子氏に師事した後、編集者を経て、’88年からイタリアで取材活動を行い、帰国後、文筆活動を開始する。卓越した美的センスと情感溢れる作風が、性別も年齢も超えた幅広い層に支持されている
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感想・レビュー
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団塊シニア
23
初読であったが全編なつかしい家族への思いにあふれた作品である、「父の笑い」「つまらない子」「結婚」などは当時の情景、その人の表情、心の機微までも見えるような美しい文章に魅了された。2018/10/13
Mie Shida
2
父と母とのそれぞれの関係にフォーカスしているのが面白い。くだもの、猫、ダンス。いつくしみ方がいいなあと思う。結婚のくだりは、これこそ元祖、婚活、という気がして、コンカツに悩む妙齢女性全てに薦めたくなる。2012/08/26
藤枝梅安
2
父親との心のすれ違いと父の死を迎える悲しい和解を中心に、彼女自身の成長、家族、友人関係などが、季節感豊に描かれた佳品。私と同年代ということもあり、ところどころに出てくる昭和3、40年代の世情や流行に肯きながら読む。あまりにも美しく、鮮やかに「日常」が描かれており、読んだあと自分の精神がリフレッシュされないのだ・・・。2009/06/02
さ*
1
すき。2020/04/21
ゆう
1
とある家族の物語。自分が父親になったとき、子供が独り立ちしたとき、読み直してみたい。2017/02/10