新潮文庫<br> 月凍てる―人情江戸彩時記

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新潮文庫
月凍てる―人情江戸彩時記

  • 藤原 緋沙子【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 新潮社(2012/10発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 349p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101391618
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

婿入りして商家の主人となった吉兵衛だったが、捨てた幼馴染みが女郎になっていると知り……。感涙必至の人情時代小説傑作四編。

幼馴染みのおまつとの約束をたがえ、奉公先の婿となり主人に収まった吉兵衛は、義母の苛烈な皮肉を浴びる日々だったが、おまつが聖坂下で女郎に身を落としていると知り……(「夜明けの雨」)。兄を殺した仇を九段坂で張り込む又四郎に国許より兄嫁自害の知らせがもたらされた(「月凍てる」)。江戸の坂を舞台に人びとの哀歓を掬い取った人情時代小説の傑作四編。『坂ものがたり』改題。

内容説明

幼馴染みのおまつとの約束をたがえ奉公先の婿となり主人に収まった吉兵衛は、義母の苛烈な皮肉を浴びる日々だったが、おまつが聖坂下で女郎に身を落としていると知り…(「夜明けの雨」)。兄を殺した仇を九段坂で張り込む又四郎に国許より兄嫁自害の知らせがもたらされた(「月凍てる」)。江戸の坂を舞台に人びとの哀歓を掬い取った人情時代小説の傑作四編。

著者等紹介

藤原緋沙子[フジワラヒサコ]
高知県生れ。立命館大学文学部卒。人情時代小説の名手として、リアリティのある物語空間の創出、意外性に満ちたストーリー、魅力的な人物造形などが高く評価される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とし

112
人情江戸彩時記「月凍てる」。江戸にある坂を舞台に春夏秋冬それぞれの切ない別れの哀しい物語でした。2016/09/17

新地学@児童書病発動中

94
藤沢周平の名作『橋ものがたり』にオマージュを捧げた作品。本書の場合は橋ではなく、坂を舞台にしている。巧い設定だと思う。橋と同じように坂もドラマが生まれやすい空間だろう。藤沢周平との違いもあり、各々物語では男女の心のすれ違いが中心に描かれることが多い。いずれの物語も心に沁みる。私が一番心を打たれたのは「月凍てる」。九段坂が舞台になった仇討物語で、江戸の下町の人情と非情な武士の世界の対比が鮮やかだ。最後でヒロインのおふくの流す涙が切ない。2018/02/23

June

31
坂をモチーフにした4編。「ひょろ太鳴く」江戸の世はこんなに物騒だったのかと思いたくなる。弱みに付け込まれると転落が…それでも父と母の情にほろりとする。「秋つばめ」好きあって一緒になったはずの清之助は商いもせず坂の上に通っていく、理由があるのではと揺れるお幸が切ない。「月凍てる」兄を殺され、遺される妻も仇討ちをする弟も後の人生が全て狂ってしまう、元には戻らない不条理が胸を締め付けた。全体に人間の情と弱さを感じた。江戸時代に罪を犯した人々には親近感を覚えてしまう。どん底に堕ちたようでも明日はあると感じられた。2018/04/02

ぶんぶん

12
江戸の坂を舞台に展開される人情劇・四題。 親本の時のタイトル「坂ものがたり」でお分かりのように藤沢周平への「橋ものがたり」へのオマージュである。 ただのオマージュでは無く、人情、人生、心理描写、が凄く書き込まれている。 人は幸せになりたいと願う、ただ、そこに至る事が難しい・・・四つの人生を描いて、静かに見守る藤原緋沙子、したたかな作家かと思う。 各話、状況も形態も違うが、唯一、収録作「ひょろ太鳴く」に希望が持てるのが救いであると思う。2014/11/23

みちゃこ@灯れ松明の火

11
やっぱり藤原緋沙子先生の作品は安心して読める。後書きの網田一男氏もおっしゃっているように時代小説の四天王だとは、確かに!って思います。私は「藍染袴お匙帖」からファンになり、この「月凍てる」もジンとくる好きな話ばかりだった。ただ、「月凍てる」だけは話が途中でこんがらがって「?」というか疲れてました(T^T)。藤原作品は人の幸せは生きてる人の分だけあると指し示してくれていて、読んでいて本当に安心します。文庫は全部読破したいです!。2015/11/11

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