• ポイントキャンペーン

新潮文庫
オーケストラ楽器別人間学

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 312p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101391311
  • NDC分類 763
  • Cコード C0173

内容説明

あなたの運命は楽器が決めていた!まさかと思ったホルン奏者のあなたは山奥育ちですね。ファゴットを始めたあなたは、最近お人好しになってませんか。友情に篤い人にはトランペットがお勧めで、某首相にはバス・クラリネットがお似合い。これはすべて科学的?な結論です。楽器と人の関係を人気オケマンが、爆笑的に論じる禁断の音楽書。あなたが演奏すべき楽器が、これで決まる。

目次

第1章 楽器選択運命論―どんなヒトがどんな楽器を選ぶのか(あるフルート奏者―北国出身、どことなくクリスタル;あるオーボエ奏者―演劇少年の突然の変身 ほか)
第2章 楽器別人格形成論―いかなる楽器がいかなる性格をつくるのか(フルート―冷たさも軽みもそなえた貴族的エリート;オーボエ―ストレスに苦しみ、くよくよと細かい? ほか)
第3章 楽隊社会応用編―オケマンとはいかなるヒトか(職業人としてのオケマン五態;有名人による架空オーケストラ)
第4章 フィールドワーク楽隊編―楽器とヒトとの不思議な関係

著者等紹介

茂木大輔[モギダイスケ]
1959(昭和34)年、東京生れ。国立音楽大学(器楽学科オーボエ専攻)卒業後、ミュンヘン国立音楽大学大学院へ留学。同大学院修了後、同大講師、シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団第一オーボエ奏者を経て、’90(平成2)年よりNHK交響楽団首席オーボエ奏者。2001年、日本フィルハーモニー交響楽団を指揮し、指揮者としてもデビュー。活動の幅は作曲、企画、執筆にも広がる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

29
楽器が人の性格を作り、周りの環境(出身地等)でも演奏者の傾向が出るというのをやっぱりあるんだなと思った。メロディーパートの多いヴァイオリンやトランペットは社交的な人が多い気がする。文化祭や化学物質、有名人に例えるこだわりが細かい。著者は操作の難しいオーボエ奏者なので細かい性格が出たのかも。芸能のひとつでありながら、サラリーマン的システムを作り上げてきたオーケストラはやっぱり特殊。先人の努力の上に立っていると改めて感じた。2021/11/09

ゆう

20
楽器別の性格の違い、この楽器ならこの有名人が似合うだろうなどなど、よく思い付くなぁ~な妄想がたくさん。なぜか浦島太郎さんのくだりがやけに長いし…。。好きなのかなぁ、浦島さんが。ティンパニ奏者=デューク・トウゴウ(ゴルゴ13)は想像するだけでオカシイ(笑)解説の三谷幸喜さんまでもが面白い。ちなみに私も茂木さんと同じく見た目でオーボエがいい!と思ったけど、音が出なくて弦楽器にしたくちです(部活動)。2014/07/22

ヨータン

13
私は昔クラリネットを吹いていたので、面白かったです。ただ、クラリネット吹きの性格には該当しませんでしたが。私の性格的にはファゴットが向いていそうでした。でも今興味があるのはサックスなんですよねー。2017/07/28

太田青磁

13
【フルート】楽器は貴金属製であり、それなりに上品な雰囲気【オーボエ】つねに主役であるという状態は「自分中心のひとりよがり」【クラリネット】強い好奇心と、場面に合わせた素早い適応の能力【ファゴット】縁の下の力持ち的役割に歓びを見出す【ホルン】単純なことも複雑に考えずにはおれない熟考癖【トランペット】非常に性格のはっきりし苦悩や逡巡などとは無縁【トロンボーン】融和的性格を形成し、人間関係におけるバランス感覚を発達【チューバ】ひとたび演奏参加となった場合は、強い責任感【打楽器】おしなべていたずら好きでユーモラス2017/04/30

紫伊

11
さくっと読めて、とても面白かったです。オケではないですが前に吹奏楽をやっていたこともあり、パートの友人の思い出しながら読んでいました。有名人による架空オーケストラがそれぞれ読んでいくたびに確かに…!と納得できて面白かったです。2016/01/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/548658
  • ご注意事項

最近チェックした商品