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新潮文庫
鮨に生きる男たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 346p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101390055
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0195

内容説明

「すきやばし次郎」をはじめとする綺羅星の如き一流店で、今日も握りの腕を振るう男たち。今では名人とまで呼ばれる彼らも、最初は一人の若者だった。十代で修業に入り、精進を重ねて一人前となり、店を構えてなお味の奥義を極める年月。全国十七人の鮨職人の錚々たるドラマに、鮨を愛してやまないノンフィクション作家が迫る。読み応えも味わいもたっぷりの列伝。

目次

油井隆一「喜寿司」(東京・人形町)
水谷八郎「鮨水谷」(東京・銀座)
田島道弘「神保町鶴八」(東京・神田)
石丸久尊「新橋鶴八」(東京・新橋)
鈴木隆久「奈可久」(東京・六本木)
青木利勝「鮨青木」(東京・銀座)
原田昭徳「鮨徳助」(東京・尾山台)
荒木水都弘「あら輝」(東京・上野毛)
太田龍人「鮨処喜楽」(東京・経堂)
飯田壯夫「すし処司」(千葉・我孫子)
大野勝輝・晃稔「鮨処成田」(名古屋・東新町)
佐藤功一「寿し銀」(名古屋・御園銀座)
酒井正賢「吉野鮓」(京都・先斗町)
吉田勝昭「千取寿し」(金沢・石引)
斎田清「松乃寿司」(静岡・焼津)
小澤諭「鮨処おざわ」(東京・銀座)
小野二郎「すきばやし次郎」(東京・銀座)

著者等紹介

早瀬圭一[ハヤセケイイチ]
同志社大学卒業後、毎日新聞入社。名古屋を振り出しに、東京社会部などの後、編集局編集委員。現在は客員編集委員。龍谷大学教授を経て、東洋英和女学院大学教授。’82年『長い命のために』(新潮社)で大宅壮一ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

めしいらず

47
鮨職人たちの生い立ちから立身出世、現在に至るまでを辿るノンフィクション。仕事に人生を賭す男たちのカッコ良さ。まさに粋だ。名人と呼ばれた父の急逝を家族の団結と持ち前の人柄の良さで乗り越えた「鮨青木」青木利勝。昔気質で気風がいい「神田鶴八」師岡幸夫が暖簾分けを許した愛弟子「新橋鶴八」石丸久尊に言った数々の金言。「金は不幸になるのを防いでくれるかもしれないが、いくらあっても幸せにはしてくれない」に痺れる。「鮨あら輝」荒木水都弘の心の師匠で文化人らに愛された「きよ田」新津武昭の客あしらい。鮨屋は職人を味わうのだ。2020/03/11

めしいらず

45
再読。「次郎」「水谷」「鶴八」「青木」「あら輝」のように全国の鮨好きが憧れ詣でる超有名店や、地元の人から愛され続ける地域の名店まで採り上げた、17店17様な鮨職人の半生。その生い立ちから、いかにして鮨を志し、どんな修業時代を過ごし、店を構えるに至ったか。そして自分だけの味を追い求める日々に迫る。どの店も師との関係が面白いが、あの「すきやばし次郎」に2年弱修行し、小野二郎氏に今まで百人以上いた見習いの中でもピカイチだったと言わしめ、家庭の事情で止むなく断念した名古屋「成田」の頁。読み応え十分の好著。2014/11/16

だーぼう

11
この本を読んでから、カウンターに座るようになった。職人の半生から鮨の旨さがしっかり伝わってくる。ブログに感想を書きました。2007/09/25

夢仙人

2
寿司屋に行こう。2015/01/15

きっしょう

1
何年も積んであったこの本を引っ張り出したのは、きっとしばらくおいしい鮨を食べていないからに違いない。きっとそうだ。あ~、スシ食いて~。その前に、休みて~。2015/09/11

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