出版社内容情報
六尺二寸の巨?にして全身に九十九の傷を持つ戦国屈指の荒武者・藤堂高虎。徳川家康を天下人と見定め家来として仕えることにした高虎は、関ヶ原合戦勝利祝賀の席で、その博識と器量を家康に認められた喜多院の僧侶・天海と共に天下安寧を目指す。島左近の暗躍、風魔対伊賀者の諜報合戦、魑魅魍魎渦巻く朝廷対策、そして大坂の陣。徳川幕府の礎を築いた二人の智略と交友を描く書下ろし小説。
内容説明
六尺二寸の巨躯にして全身に九十九の傷を持つ戦国屈指の荒武者・藤堂高虎。徳川家康を天下人と見定め家来として仕えることにした高虎は、関ヶ原合戦勝利祝賀の席で、その博識と器量を家康に認められた喜多院の僧侶・天海と共に天下安寧を目指す。島左近の暗躍、風魔対伊賀者の諜報合戦、魑魅魍魎渦巻く朝廷対策、そして大坂の陣。徳川幕府の礎を築いた二人の智略と交友を描く書下ろし小説。
著者等紹介
早見俊[ハヤミシュン]
1961(昭和36)年、岐阜県岐阜市生れ。会社員を続けながら作家活動を行っていたが、2007(平成19)年から作家に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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宇宙猫
17
★★★ 関ヶ原の合戦以降、家康に重用された2人の話。藤堂高虎は築城名人としては知っていたけど、それ以外はよく知らないので、家康の側近として活躍する話はおもしろく読めた。2024/11/16
onasu
15
徳川政権樹立に向けて、家康の側近くで活躍した異色の二人。外様大名にも関わらず重用された藤堂高虎とそれまでの経歴に明かされていない時期の多い天海僧正。 ストーリーは関ヶ原後から大坂の陣、家康逝去までで、この二人に焦点をあてたのには称賛を送りたい。ただ、書き出しには期待が持てたが、続いての天海との邂逅で白けてしまい、以後は盛り返すことなし。2024/10/09
かずぺん
4
歴史書は良いですね。楽しく読みました。2024/10/16
coldsurgeon
4
徳川家康の集大成時期に支えた藤堂高虎と天海の物語。二人の知略というか謀略の限りを尽くした天下泰平計画は、うまくはまったものである。この二人がいなければ、江戸幕府の成立と安定は、なかったと思う。しかし、小説として楽しむには、少し面白みがなかったと思うのだが。2024/08/21
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