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新潮文庫
二都騒乱―新・古着屋総兵衛〈第7巻〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 402p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101380520
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

桜子の行方を懸命に捜す総兵衛の奇計に薩摩の密偵が掛かった。一方、江戸では大黒屋への秘密の地下通路の存在を嗅ぎつかれ……。

京の錦市場で忽然と姿を消した桜子としげの消息は依然として知れないままであった。総兵衛は御堂に籠もりひたすら思念を送り続ける。じりじりとした時間が過ぎていく中、総兵衛の奇計に薩摩の密偵が二人引っ掛かったのだが……。一方、江戸では、大黒屋へとつながる秘密の地下道を探り当てた元同心池辺三五郎が不穏な動きを見せ始めた。京と江戸、切迫する二つの危難、会心の第七巻。

内容説明

京の錦市場で忽然と姿を消した桜子としげの消息は依然として知れないままであった。総兵衛は御堂に篭りひたすら思念を送り続ける。じりじりとした時間が過ぎていく中、総兵衛の奇計に薩摩の密偵が二人引っ掛かったのだが…。一方、江戸では、大黒屋へとつながる秘密の地下道を探り当てた元同心池辺三五郎が不穏な動きを見せ始めた。京と江戸、切迫する二つの危難、会心の第七巻。

著者等紹介

佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942(昭和17)年、北九州市出身。日大芸術学部卒。映画・テレビCMの撮影助手を経て、’75年より、カメラマン、ノンフィクションライターとして活躍。’76年『闘牛』を発表。’81年『闘牛士エル・コルドベス一九六九年の叛乱』でドキュメント・ファイル大賞を受賞。’87年、初の小説『殺戮の夏コンドルは翔ぶ』を発表。以降、多数の国際謀略小説、ミステリ小説を執筆。’99(平成11)年、初の時代小説『密命』を発表。以降、人気シリーズを立ち上げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tengen

47
新・古着屋総兵衛7巻。拐された桜子たちの救出劇を楽しみにしていましたが、皆さんが書かれているようにちょっと思念とかが都合良すぎ。確かに6代目も家康公や初代と語ったりしていたが、これで囚われている場所がわかるというのはどうでしょうかね。同時期に出た江戸双紙44が結構ワクワクしたのでつい比べてしまった。さて、薩摩とはホントにひと段落するのでしょうか。イマサマ号たちはあっさり日本へ戻るのでしょうか。2014/01/01

とし

44
新・古着屋総兵衛「二都騒乱」第7巻。6巻からずいぶん長くかかったのかな?坊城桜子としげが拉致されたところで終っていたこと忘れており読み始めは戸惑いまいした(笑)居眠り磐音江戸双紙や交代寄合伊那衆異聞、酔いどれ小籐次留書等他の小説と比べると全編ピリピリ感?緊張感(ハラハラドキドキ)が漂っていて息つく暇もなしと感じるシリーズです8巻が楽しみ。2014/01/15

藤枝梅安

30
京都で薩摩藩の手に落ちた桜子としげを救出するまでの総兵衛の動き。それに呼応する形で江戸でも薩摩藩江戸屋敷と大黒屋の暗闘が続く。伊賀の柘植一族が鳶沢一族に加わり、茶屋四郎次郎の子孫ともつながりを得て、総兵衛と大黒屋はさらに力をつけていくことだろう。新しい「影様」との対面も果たし、まだまだ続くこのシリーズ。江戸と京都の文化の違いに触れている点が興味深い。薩摩藩の人間に対する差別が強調されていたが、薩摩藩に限ったことではないことを、何らかの形で伝えてほしいと思う。2013/12/18

ドナルド@灯れ松明の火

15
薩摩との暗闘、誘拐された桜子としげの奪還に終始する。影様の名前が明かされて、薩摩と十代目総兵衛の闘いに手打をさせる。これから江戸に戻り話はどうなって行くのか。2014/04/22

jima

14
京での桜子奪還の薩摩との戦い。2014/03/07

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