新潮文庫
日光代参―新・古着屋総兵衛〈第3巻〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 371p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101380483
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

御側衆本郷康秀の不審な日光代参の後を追う総兵衛一行。おこもとかげまの決死の諜報で本郷の恐るべき野望が明らかとなるが……。

御側衆本郷康秀が将軍家斉の代参として日光に向かった。極秘の出立、余りにも少ない従者の数、かげまの同行等、不審な点が目に付き、総兵衛は百蔵と天松を伴って一行を追う。一方、この代参に関わる秘密を掴んだおこものちゅう吉も後を追った。御庭番、傭兵たちとの激闘を経て、本郷の恐るべき野望が明らかとなるのだが……。東照宮を舞台に十代目総兵衛の胸のすく活躍を描く第三巻。

内容説明

御側衆本郷康秀が将軍家斉の代参として日光に向かった。極秘の出立、余りにも少ない従者の数、かげまの同行等、不審な点が目に付き、総兵衛は百蔵と天松を伴って一行を追う。一方、この代参に関わる秘密を掴んだおこものちゅう吉も後を追った。御庭番、傭兵たちとの激闘を経て、本郷の恐るべき野望が明らかとなるのだが…。東照宮を舞台に十代目総兵衛の胸のすく活躍を描く第三巻。

著者等紹介

佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942(昭和17)年、北九州市出身。日本芸術学部卒。映画・テレビCMの撮影助手を経て、’75年より、カメラマン、ノンフィクションライターとして活躍。’76年『闘牛』を発表。’81年『闘牛士エル・コルドベス一九六九年の叛乱』でドキュメント・ファイル大賞を受賞。’87年、初の小説『殺戮の夏コンドルは翔ぶ』を発表。以降、多数の国際謀略小説、ミステリ小説を執筆。’99(平成11)年、初の時代小説『密命』を発表。以降、数々の人気シリーズを立ち上げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤枝梅安

24
将軍・家斉の代わりに、御側衆の本郷康秀が日光に詣でることになった。この本郷が「影」であることを突き止めた鳶沢一族は、総兵衛に少人数の供をつけ、日光に向かう。本郷は「影」の勤めを放棄し、薩摩藩と手を組み、鳶沢一族の交易を乗っ取るつもりのようだ。日光への道のりは、「居眠り磐音」シリーズでも読んでいるので、だいたい頭に入っているが、当時としてはやはり長い道のりである。この巻では、一応の解決を観たが、それが新たな戦いの序章となるのはこの作家の他のシリーズでも同じだ。ますますスケールを拡大させる鳶沢一族の闘い。2012/03/04

ドナルド@灯れ松明の火

20
新シリーズに入って3作目でようやく前シリーズの総兵衛らしくなってきた。本作「日光代参」は磐音シリーズでの日光影護衛と似ている。陰間を守るちゅう吉が大活躍するが、これは鎌倉河岸シリーズの亮吉を彷彿とさせる。海外貿易への本格進出は交代寄合伊那衆シリーズに近いしこれから、シリーズを絞り込んでいくのかもしれない。さて、薩摩藩との確執を含め二度目の「影様」の抹殺で、これから波乱が次々と起こりそうで楽しみ。2012/06/26

rakim

9
このシリーズの敵役は薩摩になるのかな?と思われた巻。子供おこもさんのちゅう吉が面白い役どころになりそうです。2016/03/05

オレンジ。

9
影様があっけなく総兵衛にやられてしまった。ちゅう吉とかげまの交流にほのぼの♪2015/04/15

tengen

9
いよいよ、10代目総兵衛の活躍が!ちょっと新影様のやられ方があっけなかったけど。それはそれとして、その後の総兵衛たちの旅もきっと波乱万丈でしょう。続きが楽しみです」。2012/03/02

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