内容説明
大目付本庄伊豆守家の神君家康公下賜の家宝が忽然と消えた。相談を受けた総兵衛は、伊豆守失脚を狙った陰謀と見抜く。一方、何者かによって総兵衛の愛する幼馴染みの千鶴が凌辱の上、惨殺された。千鶴は総兵衛の子を身篭もっていたのだ。憤怒の鬼と化した総兵衛の復讐が始まる。やがて、“影”との全面戦争へと事態は急展開していく…。手に汗握る傑作時代小説、怨徹骨髄の第三巻。
著者等紹介
佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942(昭和17)年、北九州市出身。日大芸術学部卒。映画・テレビCMの撮影助手を経て、’75年より、カメラマン、ノンフィクションライターとして活躍。’76年『闘牛』を発表。’81年『闘牛士エル・コルドベス一九六九年の叛乱』でドキュメント・ファイル大賞を受賞。’87年、初の小説『殺戮の夏コンドルは翔ぶ』を発表。以降、多数の国際謀略小説、ミステリ小説を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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