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新潮文庫
にんげん蚤の市

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  • サイズ 文庫判/ページ数 302p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101369587
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

司馬遼太郎、三船敏郎、中島誠之助…。人生の名手・高峰秀子がとっときの人たちとの大切な思い出を絶妙の筆で綴る傑作エッセイ集。

書き出しが「デコちゃん」で始まる手紙をいつもくれる若い女性。コアラのような細い眼した宅急便の「アニさん」。どんな人間でもその魅力にとりつかれてしまう不思議なオーラの持ち主・司馬遼太郎。そして、三船敏郎、乙羽信子、梅原龍三郎……。人生の名手が、大好きな人、とっておきの人たちとのかけがえのない思い出を絶妙の筆で綴る傑作エッセイ集。安野光雅さんのカット多数収録。

内容説明

書き出しが「デコちゃん」で始まる手紙をいつもくれる若い女性。コアラのような細い眼した宅急便の「アニさん」。どんな人間でもその魅力にとりつかれてしまう不思議なオーラの持ち主・司馬遼太郎。そして三船敏郎、乙羽信子、梅原龍三郎…。人生の名手が、大好きな人、とっておきの人たちとのかけがえのない思い出を絶妙の筆で綴る傑作エッセイ集。安野光雅のカット多数収録。

目次

ホノルルの静かでない生活
のっぺらぼう
デコちゃんレター
眉間の縦じわ
小さな棘
人間鑑定図
年金花火
ホノルル便り
勲章の重さ
菜の花

著者等紹介

高峰秀子[タカミネヒデコ]
1924‐2010。北海道生れ。5歳で子役としてデビュー。以降、400本を超える映画に出演した昭和を代表する女優。随筆家としても知られ、多くの著書がある。夫は松山善三(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ARIE

4
初読。女優であり文筆家でもあった高峰秀子さんの隠居後の生活を中心としたエッセイ。高峰さんの江戸っ子なところ、ツンとしているのに人の心に寄り添ってしまう不思議な魅力が文章からも伝わってきます。司馬遼太郎さんが亡くなった折のお話が印象的。司馬さんのお手紙が無邪気でどこかユーモラスなのが意外だったり…。カメラマンに撮影中に薔薇を千切られたお話、今のモデルだったら花を可哀想と思って怒る人なんてまだいるんでしょうか。昔の人に特有なモノに対する思いやりが新鮮です。2017/09/05

ZEPPELIN

4
おそらくメインである海外での旅行・滞在パートより、親交のあった人物たちのエピソードがいい。今では絶滅危惧種であろう親分的・兄貴的な気質を持っていた若山富三郎さん。若い頃からいい仕事をしていた中島誠之助さん。セイちゃんて、この人のことか!とビックリ。粋な人の粋なエピソードは、読んでる側からしても心が温かくなる。乙羽信子さんとのやり取りを見ても、高峰さん自身が姉御肌の粋な人である。終盤で頑なに褒章を固辞するくだりが、「ダメよ〜、ダメダメ」のようで面白い2014/12/17

カネコ

3
2017/11/19

yoyogi kazuo

1
乙羽信子へのキツい助言、若山富三郎「お兄ちゃん」の男前エピソード、司馬遼太郎への私淑ぶりなど貴重な歴史的証言の束。中でも「小さな棘」という秀逸な一編に出てくる松本のうなぎ屋ってどこのことだろう?2021/12/29

うなこ 

1
人間力、人たらしなところに嫉妬してしまう。羨ましいー!わたしも、かわいがられたーい!サバサバしてるけれど、心遣いは完璧、、。汚部屋の住人には遠い世界。2013/02/01

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