内容説明
著者初の散文集は、江戸を、日本を「歩く」ことから始まった。赤穂浪士討ち入り後の道のり。市中引廻しのルート。そして、島流しの行き着く先。担当編集とともに歩き、食べ、語り尽くした珍道中。ひとたび読み始めれば、あなたもきっと、ミヤベと「町」を歩いてみたくなる。『平成お徒歩日記』に書き下ろし一編を加えた新装完全版。
目次
其ノ壱 真夏の忠臣蔵―両国(吉良邸跡)~鉄砲洲(浅野上屋敷跡)~高輪(泉岳寺)
其ノ弐 罪人は季節を選べぬ引廻し―小伝馬町~堀端~鈴ヶ森~小塚原
其ノ参 関所破りで七曲り―小田原~箱根湯本~箱根旧街道
其ノ四 桜田門は遠かった―皇居(江戸城)一周
其ノ伍 流人暮らしでアロハオエ―八丈島
其ノ六 七不思議で七転八倒―本所深川
其ノ七 神仏混淆で大団円―善光寺~伊勢神宮
番外篇 半七捕物帳「津の国屋」を歩く―浅草~神田~四谷~赤坂
剣客商売「浮沈」の深川を歩く
いかがわしくも愛しい町、深川
著者等紹介
宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960(昭和35)年、東京生れ。’87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。’89(平成元)年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞。’92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞。’93年『火車』で山本周五郎賞を受賞。’97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞を受賞。’99年には『理由』で直木賞を受賞。2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、’02年には司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)を受賞。’07年『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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