出版社内容情報
ナショナリズム、原発、貧困……。俗流保守にも教条的左翼にも馴染めないあなたへ。「リベラル保守」思想こそが共生の新たな鍵だ。
リベラルと保守は対抗関係とみなされてきた。だが私は真の保守思想家こそ自由を擁護すべきだと考えている――。メディアでも積極的に発言してきた研究者が、自らの軸である保守思想をもとに、様々な社会問題に切り込んでゆく。脱原発主張の根源、政治家橋下徹氏への疑義、貧困問題への取り組み方、東日本大震災の教訓。わが国が選択すべき道とは何か。共生の新たな礎がここにある。
内容説明
リベラルと保守は対抗関係とみなされてきた。だが私は真の保守思想家こそ自由を擁護すべきだと考えている―。メディアでも積極的に発言してきた研究者が、自らの軸である保守思想をもとに、様々な社会問題に切り込んでゆく。脱原発主張の根源、政治家橋下徹氏への疑義、貧困問題への取り組み方、東日本大震災の教訓。わが国が選択すべき道とは何か。共生の新たな礎がここにある。
目次
序章 「リベラル保守」宣言
第1章 保守のエッセンス
第2章 脱原発の理由
第3章 橋下政治への懐疑
第4章 貧困問題とコミュニティ
第5章 「大東亜戦争」への違和
第6章 東日本大震災の教訓―トポスを取り戻せ
第7章 徴兵制反対の理由
第8章 保守にとってナショナリズムとは何か
著者等紹介
中島岳志[ナカジマタケシ]
1975(昭和50)年、大阪府生れ。大阪外国語大学でヒンディー語を専攻する。京都大学大学院博士課程修了。2005(平成17)年、『中村屋のボースインド独立運動と近代日本のアジア主義』で、大佛次郎論壇賞とアジア・太平洋賞大賞を受賞する。京都大学人文科学研究所研修員、ハーバード大学南アジア研究所客員研究員、北海道大学公共政策大学院准教授を経て、’16年3月より東京工業大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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