新潮文庫<br> 「リベラル保守」宣言

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新潮文庫
「リベラル保守」宣言

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  • サイズ 文庫判/ページ数 245p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101365725
  • NDC分類 311.4
  • Cコード C0131

出版社内容情報

ナショナリズム、原発、貧困……。俗流保守にも教条的左翼にも馴染めないあなたへ。「リベラル保守」思想こそが共生の新たな鍵だ。

リベラルと保守は対抗関係とみなされてきた。だが私は真の保守思想家こそ自由を擁護すべきだと考えている――。メディアでも積極的に発言してきた研究者が、自らの軸である保守思想をもとに、様々な社会問題に切り込んでゆく。脱原発主張の根源、政治家橋下徹氏への疑義、貧困問題への取り組み方、東日本大震災の教訓。わが国が選択すべき道とは何か。共生の新たな礎がここにある。

内容説明

リベラルと保守は対抗関係とみなされてきた。だが私は真の保守思想家こそ自由を擁護すべきだと考えている―。メディアでも積極的に発言してきた研究者が、自らの軸である保守思想をもとに、様々な社会問題に切り込んでゆく。脱原発主張の根源、政治家橋下徹氏への疑義、貧困問題への取り組み方、東日本大震災の教訓。わが国が選択すべき道とは何か。共生の新たな礎がここにある。

目次

序章 「リベラル保守」宣言
第1章 保守のエッセンス
第2章 脱原発の理由
第3章 橋下政治への懐疑
第4章 貧困問題とコミュニティ
第5章 「大東亜戦争」への違和
第6章 東日本大震災の教訓―トポスを取り戻せ
第7章 徴兵制反対の理由
第8章 保守にとってナショナリズムとは何か

著者等紹介

中島岳志[ナカジマタケシ]
1975(昭和50)年、大阪府生れ。大阪外国語大学でヒンディー語を専攻する。京都大学大学院博士課程修了。2005(平成17)年、『中村屋のボースインド独立運動と近代日本のアジア主義』で、大佛次郎論壇賞とアジア・太平洋賞大賞を受賞する。京都大学人文科学研究所研修員、ハーバード大学南アジア研究所客員研究員、北海道大学公共政策大学院准教授を経て、’16年3月より東京工業大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

34
保守思想を平易に解説し、著者なりに著者の中に落とし込んで、リベラルと保守は両立するものとして紹介している。西部邁氏や中野剛志氏、雑誌「表現者」を読んできている人達にとっては特に真新しい内容ではない。しかし、保守思想を理解する入門書としては、素晴らしい内容となっている。リベラルについての考察とリベラルと保守がどういうところで共存できるかについての説明がもっとあっても良いと思った。制限あって、始めて自由が保障されるという説明はごもっともと思ったが。2017/01/11

双海(ふたみ)

29
大学入学時、漠然と思想に興味がありました。そして思想の中のひとつとして人間の不完全性を見定める保守思想に共感する部分が多くありました。しかし、テレビなどで取り沙汰される保守の多くは、薄っぺらなものでとうてい思想とは呼べない代物であると感じます。これは、保守というものが誤解されている、あるいは思想のレベルまで深まっていないということだろうと思います。変化を徒に厭い、古いものを頑なに守らんとする姿勢は保守思想ではない・・・まあ当たり前といえば当たり前のことですけれど。これがなかなか了解されないのは何故・・・。2016/01/04

伊田林 浮刄

23
★★☆☆☆俗流保守にも教条的左翼にも馴染めないあなたへ〜それ私だよと本書の帯をみて思った。自国の総理を呼び捨てにするのも他国の人を蔑称で呼ぶのも全く賛意を表せない。左右問わず両極端な考えの何がイヤかって「正しいのは自分、自分こそ正義」って思えてしまうから。こう考えると左右って対立構図じゃなくて同じ穴のムジナなんじゃないかと。こういう人たちが権力を握ると他者を徹底的に抑え込む気がしてならない。共産主義然り軍事独裁政権然り。そういう考えの対立軸にあるのがこのリベラル保守であると著者は説く(コメント欄に続く)2016/03/10

Tomoichi

22
私は自分を保守主義者と思っている。しかし保守主義は左翼がソ連崩壊後混迷したように揺れ動き、私自身も無関心な保守的な人になっている。若手評論家の著者がバークや福田恆存を媒体に保守主義とは何か、保守主義者は現代の問題にどうアプローチしていくべきか提起する。彼のいう「リベラル保守」は、保守主義を考える上で一つの大きな基点になり得るのではないだろうか。2018/07/08

呼戯人

21
再読。社会の中に経済を埋め込むというポランニーの信念を政治的に表現するとしたら、このリベラル保守になるのではないかと思い、もう一度読んでみた。人間理性の限界を知り、社会的経験値的に積み重ねられてきた伝統を重んじる態度には共感が持てた。自由には、責任と義務が伴うという主張にも共感が持てた。しかし、それでもその限界を知りつつ社会を設計するという態度を否定するのは、どうかなと思う。不完全でミスの多い人間だけれど、自らの宿命を背負いつつ、しかし自らの人生を創造するという気概がないとだめだと思う。2018/02/12

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