新潮文庫<br> 物部氏の正体

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新潮文庫
物部氏の正体

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  • サイズ 文庫判/ページ数 295p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101364735
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0121

内容説明

仏教導入を巡る蘇我氏との対立で知られる物部氏。古代史を代表する大豪族でありながら、正史から抹殺され、その全貌は多くの謎に包まれている。天皇家の神事と奇妙な接点を持ち、『日本書紀』で「天皇家より先にヤマトを統治していた」と記される彼らは何ものか。出雲、吉備、出自に迫る論考は、やがてヤマト建国の真相へと辿り着く。既存の歴史を根底から覆す三部作、堂々の完結編。

目次

第1章 ヤマトの神にもっとも近い物部氏(仏教を拒絶した物部氏;なぜ天皇ではなく物部氏が神道に固執したのか ほか)
第2章 物部氏はどこからやってきたのか(物部氏の謎;二人の初代王の謎 ほか)
第3章 物部と吉備の謎(なぜ物部は敵に塩を送り続けたのか;石見の物部神社の謎 ほか)
第4章 「物部は吉備である」を探る(なぜ『日本書紀』は物部を天神といったのか;吉備といえば桃太郎 ほか)
第5章 物部の秘密・蘇我の秘密(ヤマト建国時の物部の不審な行動;ヤマト建国の仕掛け人は誰か ほか)

著者等紹介

関裕二[セキユウジ]
1959(昭和34)年、千葉県柏市生れ。歴史作家。仏教美術に魅了されて奈良に通いつめ、独学で古代史を学ぶ。1991(平成3)年に『聖徳太子は蘇我入鹿である』でデビュー。以後精力的に執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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さきん

23
物部氏の正体は岡山一帯に勢力を張っていた吉備国の一族ではないか、または瀬戸内海の要衝を担う一族ではなかったのではと考察する内容。決定的な証拠なる事物がないので、想像に頼るほかないが、最新の発掘成果も考察に組み込まれていて、中々説得力がある。吉備地方で最初に前方後円墳が発明されたそうだし、出雲、北九州諸国の勢力を抑えるにはぴったりの位置にある。大和の位置づけがまだどうしてもよくわからない。いまの伊勢神道、国家神道への流れを作った一族という感じはする。2018/10/27

キンとギン

11
なぜ神道の中心である天皇が仏教を受け入れ、物部氏が神道に固執したのか。物部氏は天皇より先にヤマトを支配していた。出雲の国譲りの後天照大神は孫の天津彦彦火瓊瓊杵命を高千穂に天孫降臨させ、その子孫が初代天皇神武。神武東征の時ヤマトは饒速日命が統治していた。饒速日命は物部の祖であるが、仲間を裏切ってまで神武にヤマトを明け渡した・・・のは何故か、という本。2016/09/21

sine_wave

10
正体3部作の3冊目。日本書紀を含めた古書、現代の書を研究し、古墳を中心に考古学の成果を集積している。また、今に残る神社にも詳しい。名より実を採った物部氏というのが結論か。2019/08/20

にゃおし

3
物部氏は藤原氏、蘇我氏に比べるとマイナーなイメージでしたが、実は天皇家より前から大和を治めていた大豪族で彼らが広大な私有地を朝廷に提供したことで初めて律令制度が成り立ったという説は説得力がありました。 藤原氏、蘇我氏、物部氏の三部作を読んでそれぞれに抱いていたイメージがだいぶ変わりました。 古代史は資料が限られているので、解釈でこんなにも変わるものかと改めて感じました。とても面白く読めました。2020/03/28

中年サラリーマン

3
古代史に登場する物部氏について、少ない史料を手がかりに架設を述べている。教科書の物部氏は無味乾燥だが仮説のなかの物部氏は瀬戸内海、山陰、河内から関門海峡までめを光らせる豪族として生き生きと描かれている。後、この本を読んで邪馬台国の九州説と近畿説でもめている理由の一端が分かった。2012/07/08

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