新潮文庫<br> 藤原氏の正体

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新潮文庫
藤原氏の正体

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101364711
  • NDC分類 288.3
  • Cコード C0121

内容説明

大化改新の英雄・鎌足以降、常に日本の中枢に居座り続けた藤原氏。しかし、その出自は謎に包まれ、未だ古代史の闇として秘され続けている。正史に輝く華々しい業績を持つ一方で、一族繁栄のためには政敵を葬ることも厭わないという負の横顔を持つ彼らは一体何者だったのか?著者独自の研究から、ついに明らかになったその素顔―。富と権力に驕れる一族の正体を暴く渾身の論考。

目次

第1章 「積善の藤家」の謎(大化改新は本当に正義の改革だったのか;目に余った蘇我氏の専横 ほか)
第2章 謎に包まれた藤原氏の出自(出自のはっきりしない藤原氏;神話で大活躍する中臣氏の祖神 ほか)
第3章 律令制度で日本のすべてを私物化した藤原氏(日本の律令を整備したのは藤原氏だった;部民制と屯倉制 ほか)
第4章 祟りにおびえる藤原氏(律令を悪用した藤原氏;藤原氏は独裁政治をめざしていなかった? ほか)
第5章 藤原氏と日本の官僚の根源(平安という暗黒時代;四家に分かれた藤原氏 ほか)

著者等紹介

関裕二[セキユウジ]
歴史作家。千葉県柏市生れ。仏教美術に魅了され奈良に通いつめ、独学で古代史を学ぶ。1991(平成3)年に『聖徳太子は蘇我入鹿である』でデビュー。以後精力的に執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ポチ

60
中々面白く読了。共存共栄を図っていた「お人好し」民族の日本の人は、常に周りと戦っていた百済人である藤原氏にとっては簡単に餌食となったとあるが、何となくわかるような気もする。そして、現在でも隠然たる力を維持しているとは何とも凄い一族である。独自の神道の「中臣神道」の考えも面白い。2017/02/24

Mumiu

60
勝てば官軍。そして歴史を編纂するのは常に勝ち残った勝者である。遺された資料(数も少ないだろう、古さゆえに言葉も今とは違う意味も持つだろうし、言葉そのものが解釈次第なところもあるだろう。)から、こんな見方もできるよねという一例。面白くはある、でもこれが真実かはわからない。読む人それぞれ評価も変わるだろう。ああ、でも金屏風は美しかったなあ。永年続いた家には興味深いお宝がいっぱい埋まっている。2015/09/05

しげ

45
「有り得ない警備態勢」安倍元首相の事件でぽそりと妻が言った。深い意味も無く「奈良は大化の改新以来1000年ぐらい平和だよ」と考えも無く答えた私(奈良の皆さんスイマセン)今年嵌まった「鎌倉殿」改めて鎌倉と北条を思い出し、大化の改新は藤原氏のクーデターと実権掌握とを思いました。近代でも天皇への上奏などの場で藤原氏の子孫でも有る近衛文麿の足組を思い出し…(姻戚関係ですが)奈良飛鳥時代と公家の源流でも有る藤原氏の正体に興味を持ちました。いつの時代も利権と権力闘争で有り藤原氏の出自は大陸?諸説様々で面白かったです。2023/01/03

はらぺこ

42
昔、藤川桂介の『宇宙皇子』を天上編の途中まで読んでたんで、自分の中では藤原不比等は悪者のイメージしかない。やっぱり悪い奴やった。 現在の藤はどこに絡み付いてるんやろ?2015/06/26

ワッピー

39
「~の悪行」からの出戻り。乙巳の変で重要な役割を果たし、一躍歴史の表舞台に立った中臣鎌足に始まる藤原氏の隆興にフォーカスし、権謀術数と自分たちに不都合な政敵を徹底的に叩き潰す容赦なさによって他の追随を許さぬ権門となった経緯を記している。これまで律令制に移行するのに抵抗勢力である蘇我氏を討ったという定説を信じていましたが、中大兄皇子と鎌足のほうがむしろ律令に反対していた勢力であったとか、スリリングな仮説として楽しみました。7世紀半ばの政変、民間信仰や怪事件も藤原氏に関連しているのではないかと妄想が進みます。2023/01/20

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