内容説明
女の子が大好きで、正体がバレるとヘンテコな踊りをするコントの役柄、それがご存知「変なおじさん」。でも僕は、この自分の分身が大好き。なぜなら僕も、ずっとお笑いにこだわってきた変なおじさんだから。子供の頃、コメディアンになろうと思い、ドリフの付き人から『全員集合』『だいじょうぶだぁ』『バカ殿様』とお笑い一直線。そんな人生50年をちょっとだけふり返ってみたヨ。
目次
ドリフのメンバーになるまで
『全員集合』時代
『加トケン』『だいじょうぶだぁ』の新境地
『バカ殿様』
お笑いについて
気になる人、お世話になった人
変なおじさんリタ~ンズ
映画の現場
CMとラジオ
自分のこと
著者等紹介
志村けん[シムラケン]
1950(昭和25)年、東京都東村山市生れ。ドリフターズの付き人を経て、’74年、正式メンバーになる。『8時だョ!全員集合』で、東村山音頭や加藤茶とのひげダンス、カラスの唄などが大受け、国民的スターとなる。その後、『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』『だいじょうぶだぁ』や『バカ殿様』『志村“X”』などで活躍。’99(平成11)年、映画「鉄道員」で高倉健と共演
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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読書素人本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そる
291
出版業界の再推しで書店に並んでいた事もあり追悼を込めて。語り口調でとても読みやすい。志村さんは真面目で、お笑いが大好きなんだなぁ。そして人も好きで優しいんだと思う。厳しくなることもあっただろうけどそれは真剣であるがゆえ、だろうな。このお笑いに対する姿勢は、どの仕事をする上でも共通で、私もそういうことを忘れて仕事してる時もある。時々振り返ってみないと、と思わされた。たくさんの笑いをありがとう!「心というのは、人と付つきあう際に一番大事だと思ってることだ。心をこめて言った言葉は、必ず相手に伝わるはずだから。」2020/05/16
馨
112
志村さんのエッセイ。仕事・家族・生い立ち・恋愛・趣味・音楽等どのジャンルのことも結構赤裸々に正直に書かれているのでここまで明かして良いのかと思う内容もあり驚きました。仕事、お笑いに対してとても真摯、人を笑顔にするために一所懸命まじめにおかしなことを追求する姿はさすがだと思います。老若男女、国籍問わず、ただ見るだけで面白く、何度も同じコントを見ても笑える志村さんのネタはどれも志村さん自身が愛してやまないキャラだからこそ愛されてきたものだと思います。ご冥福をお祈りします。2020/05/12
hatayan
68
今年3月末に新型コロナで急逝した国民的コメディアン・志村けんが2000年頃に著した自伝。田代まさしと石野陽子との出会い、自分の願望を投影した「変なおじさん」の登場秘話など、ファンにとって嬉しいエピソードも。仕事論としても秀逸。「普段からコツコツやり続けているから誰かの目に留まってチャンスをもらえる」「相手の考えることの一歩先まで神経を回すことができて一人前」「ものを作るときは全員が一緒のことを考えて動かないといいものはできない」。志村けんを深く知る人でなくても、所々ではっとさせる言葉に出会える一冊です。2020/04/30
gtn
64
いかりやを悼む特番。また、残ったメンバーでコントをやりたいと言う高木ブーの隣で浮かない顔をする著者。本書を読んで、その理由が分かった。2020/12/01
やな
63
コントに真摯に打ち込んでいたのがよくわかった。いまだに亡くなったことが信じられずにいる。2020/12/06
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