内容説明
予定日まで一ヶ月。出産後に備えて狂ったように仕事をする。つっぱる腹、息切れ、ぎっくり腰。そして、しゃれにならない痛さがやってきた。予定日を刻々と過ぎ、生まれてみれば立派な難産…。車椅子と松葉杖のお世話にもなり、退院後にはちょっと切ない気持ちに。そのようにしてやってきたわが息子「マナチンコ」と、優しい夫「ヒロチンコ」の、まっさらで手探りの、三人家族の日常。
目次
Banana’s Diary
Q&A
著者等紹介
よしもとばなな[ヨシモトバナナ]
1964(昭和39)年、東京生れ。日本大学芸術学部文芸学科卒。’87年「キッチン」で「海燕」新人文学賞、’88年単行本『キッチン』で泉鏡花文学賞、’89(平成元)年『TUGUMI』で山本周五郎賞をそれぞれ受賞。海外での評価も高く、イタリアのスカンノ賞、フェンディッシメ文学賞を受賞。『アムリタ(上・下)』(紫式部文学賞)『不倫と南米』(ドゥマゴ文学賞)など著書多数。2002年8月の『王国その1 アンドロメダ・ハイツ』刊行より、「吉本ばなな」から「よしもとばなな」に改名した
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感想・レビュー
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ひじり☆
5
長男出産で恥骨結合離開になり、大変な思いをした…その時ネットで調べていたらよしもとばななさんも体験して日記として本になっているというのを知り読んだ。やっぱり、大変ですよね(>_<)同じ経験をされている人がいて、ちょっとホッと出来た。2017/09/13
Risa
4
よしもとばななの妊娠中から出産後までの日記をまとめたもの。一般の読者向けに丁寧に描いたもの、というよりも、本当に素の日記、という感じで、登場する人物の細かな説明などもなかったけど、ありのままの日常や、出産の大変さなどがよくわかって、日記で残すのっていいな〜私もやろうかな〜、と思いました。2025/11/19
ひとん
3
yoshimotobanana.com祭り。3.4.5巻の2度読み。遂に赤ちゃん誕生!大変な思いで出産されたんだなぁ。身体の辛さや赤ん坊のお世話諸々で、思うようにいかないことも多かったのだろう。赤ちゃんのことが多めで、お母さんなばななさんが読めて良い。2017/12/28
ちいさな図書館
3
もう何度目かわからないくらいの再読。卒業、転職など、帰路に立つ時は必ず読んでしまうこのシリーズ…読むたびに違う発見があるのもすごくいい。今回は赤ちゃんの様子や母乳と健康の関係とかにすごくガッテンしてます!2013/07/22
sau
2
ゆるりと読了。妊娠、出産って本当に大変だ。 2022/10/312022/10/31




