出版社内容情報
みどりの鬼母と真剣勝負する保護司・佳代。
「罪を犯してしまった」者や「道を踏み外した」者たち。
現代日本において再犯防止を考えるのは、必須の課題です。
保護観察対象者の社会更生の支援をするのが、保護司。
保護司は法務省が委嘱する非常勤で無報酬の国家公務員であり、
ボランティア。立場の弱い人間が抱える問題に、
この漫画の主人公である保護司・阿川佳代は真摯に対峙します。
佳代が今担当するのは,女性への興味がゆがみ、
サドルしか愛せない男性。窮屈な欲望に苦しむ
彼に保護司として佳代はどうするのか!?
また最終エピソードでは元担当していた対称者で親友のみどりの
鬼母と、佳代は本気でバトルします。
どうぞご一読ください。
【編集担当からのおすすめ情報】
昨年の守屋賞も受賞した非常に骨太社会派ドラマです。
ぜひご一読ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雨ちゃん
6
え みどりさんほんとに旅立ってしまったの??? みどりさん的にそれが答えだとしても私は寂しい(ToT)2024/08/01
直人
1
いよいよ最終巻。 最終的にどうなるかは読んでのお楽しみということになるんだが。 保護司というと,私は『大逃亡』の沼重三さんしか知らんのだが,この『前科者』では阿川佳代という保護司の目線を通して多くの人間を見てきた。 それは前科のあるなしにかかわらず。 実に様々な人間がいるなあ,というのに驚いてはいたんだが,実社会においても,よくよく考えれば自分の周りにもいろいろな人はいる訳で。 面白かったという言葉では語弊があるのかもしれない。 いいコミックスだった。2024/10/26
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