新潮文庫
これはこの世のことならず―たましくる

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  • サイズ 文庫判/ページ数 325p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101355849
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

亡くした夫に会いたい、とイタコになった美しい娘・千歳は怪事件に遭遇し……恐ろしいのに、ほっと和む。新感覚ファンタジー!

青森に暮らす十九歳の美しい娘・千歳は、目が見えない。死んでしまった優しい夫に会いたい一心で死者の霊魂と接するイタコになったけれど、夫の霊にだけはまだ会えない。気ままなイタコだったはずの彼女は、世話役の幸代、姪の安子と暮らすうち、次々と怪しい事件に巻き込まれ――。ゾっとするほど怖いのに、最後はジーンと心に沁みてくる、青森発の新感覚ファンタジー!『魔所』改題。

内容説明

津軽に暮らす十九歳の美しい娘・千歳は、目が見えない。死んでしまった優しい夫に会いたい一心で死者の霊魂と接するイタコになったけれど、夫の霊にだけはまだ会えない。気ままなイタコだったはずの彼女は、世話役の幸代、姪の安子と暮らすうち、次々と怪しい事件に巻き込まれ―。ゾっとするほど怖いのに、最後はジーンと心に沁みてくる、青森発の新感覚ファンタジー!

著者等紹介

堀川アサコ[ホリカワアサコ]
1964(昭和39)年、青森県生れ。2006(平成18)年、『闇鏡』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。妖しい魅力あふれる文章と、独自の世界観が評価された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

47
面白かったです。イタコの美しい娘・千歳が巻き込まれる怪しい事件。怖いのですが、心にじんわりとくるあたたかさは何でしょうね。読んだことのないようなファンタジーでした。2022/08/01

yamatoshiuruhashi

47
前編より少しテイストが変わったと思うのは私の受取り方だろうか。変わらず怪談的要素と推理小説の混在だが前作よりわかりやすい。登場人物の整理ができたからか。レギュラーメンバーの心根が優しい。1作目より続編が良さそうに思えるのも珍しい。ちょっといいフレーズもあり。お化けに出会ったら魔除けの呪文、「さあさお立ちだ、お名残惜しや」と唱えて送り出す。→2021/09/05

瑪瑙(サードニックス)

41
2作目から読んでしまった。でも、お話に入り込むことは出来た。イタコの千歳の前に現れた霊の言葉。その意味が分かるまでに起こった悍ましい事件。霊よりも人間の方が恐ろしい。『魔所』も『これはこの世のことならず』も『白い虫』も人間の欲が怖かった。『馬市にて』東北のオシラサマの事を初めて知りました。姫の神様と馬の神様、バラバラにされていたオシラサマが一緒になれて良かった。幸代さんの「人間はどこら辺りまで人間なんでしょうね?」のセリフにドキッとした。確かに。現代だからこそ余計に考えてしまう…。2019/08/19

おくちゃん🌹柳緑花紅

40
前作よりも更にパワーアップ。この世ってこの世から消えてしまったものと確かに繋がっているんだ。「白い虫」怖すぎ~。選ばなかった未来という着眼点、青森が生み出す不思議なお話三作目も待ち遠しい。2013/11/19

りょうこ

39
イタコさんシリーズ2作目。本当はこちらを先に購入してしまい、あらすじを見たら2作目!となっていたので慌てて1作目を読んでからの読了でした。今回は前作よりも怪奇談が全面に出てて、ザ!イタコ!のような感じ(笑)このシリーズ面白いので続編希望です!2013/12/03

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