新潮文庫<br> 噂の女

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噂の女

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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101344720
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

男たちを虜にすることで、欲望の階段を登ってゆく“毒婦”ミユキ。ユーモラス&ダークなノンストップ・エンタテインメント!

「侮ったら、それが恐ろしい女で」。高校まではごく地味。短大時代に恐るべき能力を開花させる。手練手管と肉体を使い、店員を振り出しに玉の輿婚をなしとげ、高級クラブのママにまでのし上がった、糸井美幸。彼女の道行きにはいつも黒い噂がつきまとい――。その街では毎夜、男女の愛と欲望が渦巻いていた。ダークネスと悲哀、笑いが弾ける、ノンストップ・エンタテインメント!

内容説明

「侮ったら、それが恐ろしい女で」。高校までは、ごく地味。短大時代に潜在能力を開花させる。手練手管と肉体を使い、事務員を振り出しに玉の輿婚をなしとげ、高級クラブのママにまでのし上がった、糸井美幸。彼女の道行きにはいつも黒い噂がつきまとい―。その街では毎夜、男女の愛と欲望が渦巻いていた。ダークネスと悲哀、笑いが弾ける、ノンストップ・エンタテインメント!

著者等紹介

奥田英朗[オクダヒデオ]
1959(昭和34)年、岐阜県生れ。プランナー、コピーライター、構成作家などを経験したのちに、’97(平成9)年『ウランバーナの森』で作家としてデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞を、’04年『空中ブランコ』で直木賞を受賞する。’07年『家日和』で柴田錬三郎賞を、’09年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

575
10の作品を積み重ねてゆく連作短篇集。高校生の時までは、地味で全く目立たなかった美幸。短大時代を振り出しに、中古車販売店の事務員、雀荘の従業員を経て、その地では破格のクラブのオーナーに。小説の舞台は岐阜なのだが、岐阜ってそんなに田舎なんだろうかと疑問に思うほどの書きぶりだ。男たちは目先の欲望を追うばかりだし、女たちには将来の希望がない。そうした中で一人輝きを放っているのが美幸である。悪女の魅力を描かれてはいるのだが、今一つ不徹底なようでもある。また、結末に不満な読者も多そうだ。2019/07/10

240
面白かったです。記憶が確かならドラマ化されてたように思います。糸井美幸さん、色んなところで噂になっているけれど、その真相は謎のままな感じが逆に良かったです。何か物凄く凶悪な犯罪を犯しているのかもしれないけれど、身近にも実際にあんな子がいるかもしれない感じもします。どうやったら糸井美幸みたいにあんなにうまいこと人生を進める事ができるのか、ちょっと羨ましい気もしました。2020/03/11

yoshida

224
地方都市を舞台に自分の魅力を把握し、手練手管を駆使してのし上がる糸井美幸。人の心を掌握するのが上手いね。美幸のしている事はグレーなんだけど、登場人物のリアルな汚さもあり読後感は爽快感がある。やはり狭い地方都市が舞台だから可能なのだろう。奥田英朗の描く閉塞感は非常にリアルである。個人的には「邪魔」等の緊迫感のある作品の方が好みかもしれない。その後の美幸が気になるところ。さらさら読めて爽快感ある作品。2015/07/02

AICHAN

216
Book-Off本。高校時代まではおとなしく目立たなかった地味な女が、短大に入り、社会に出て、ガラリと変わり、「噂の女」になっていく様子を描いた連作短編集。奥田英朗は本当におもろい。2019/08/05

修一朗

201
あの毒婦による連続殺人事件をモデルにしているってことに読んだ後に気付いた,けど中身は完全に換骨奪胎な奥田ワールドだ。短編十話がこんなふうに繋がってくるとはさすがだね―。本人の心象描写が一切ないまま伝説の女に成り上がった糸井美幸の悪女っぷりも見事だったけれども,それよりも彼女に振り回される小心者の田舎者たちの描かれ様が面白かった。そこに描かれるのは,しがらんでもなお,そこで生きていくしかないという諦めている,ヒマで小悪党な奴らばかりだ。奥田さんが描くお軽いほうの田舎の閉塞感,好きだなー。。。2016/10/02

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