内容説明
一人焼き肉常連。好物は塩と脂、特技はおいしそうに肉を食べること。そんな二十代独身女性ライターの著者は、まだ見ぬホルモンを求めてオヤジ酒場や焼き肉屋を今日もさまよい歩く。宝石のように輝く牛の腸、新鮮なレバ刺し、丁寧に仕事された煮込み―時に一人で、時に仲間と共に、巡りに巡った個性溢れる44軒をご紹介。ホルモン好きのバイブルとなった異色の青春グルメエッセイ。
目次
女が一人で肉を焼くとき
レバ刺し百円
処女焼き肉
約束された感動
恋がウマれる店
塩、塩、味噌、塩、タレ、塩。
お見合いホルモン
脳みそを食わせてみせようホトトギス
思い出ホルモン
一食値千食の店〔ほか〕
著者等紹介
佐藤和歌子[サトウワカコ]
1980(昭和55)年、神奈川県生れ。慶應義塾大学環境情報学部卒。在学中の2003年に刊行された『間取りの手帖』が話題となり、以後、雑誌、書籍でライターとして活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゴンゾウ@新潮部
98
ホルモンの魅力満載。佐藤和歌子さんのホルモンヌ道に引き込まれました。単なる食レポではなく読み物としても充分面白い。自分も内臓好きなので何軒か行ったことがあるお店が紹介されていて、あの時の味が思い出されました。もう食べることが出来なくなったレバー刺しが夢に出てきそう。2018/02/25
緋莢
13
新鮮なレバ刺し、煮込み、時には脳みそ。友人と、時には一人で、まだ見ぬ ホルモンを求めてさまよい歩く女性ライターの記録。43+番外篇の2回を 加えた異色のグルメエッセイ。2015/04/03
メルモ
12
一人焼肉常連。好きなものは、塩と脂。そんな20代独身女子のライターの著者がまだ見ぬホルモンを求めてオヤジ居酒屋や焼肉屋を今日もさまよう。肉食女子が食べ歩く絶品ホルモン店44軒。ホルモン好きの、異色グルメエッセイ。読んだら、焼肉屋に行きたくなること間違いなしの一冊です。2014/05/09
メルモ
9
やっぱり、お腹がすく2014/07/16
ショーリ
8
学校にて「ホルモンの守護者」と称される私がこのエッセイを読まずに誰が読む。文字を追ってこんなにヨダレがとめどなく流れるのは初めての経験であった。もしかすると、この本を片手にご飯が食べられるかもしれない。よって空腹時の読書はオススメしない。主に東京の店の紹介だったが、いつかぜひ行ってみたい。抜群の鮮度のホルモンを「ジュエル」と呼ぶ。これから使わせていただこう。2014/10/15