内容説明
パイプもスプーンも庖丁も、手で持つ道具にはおのずから持ちやすい形、寸法、重さなどがあるはずだ。日本人は、昔から男持ち、女持ち、子供用と道具を区別することを知っていた。既製品・大量生産の品が溢れている今、もう一度手作りの品の優しい使い心地を思い出してみよう。足に合わせて椅子の脚を切る、手に合わせて庖丁を誂える―身近の品からとりかかる生活改革。
目次
薪
山の籠
栗の木
栃の木
割箸
板を創る阿呆
打刃物
槍鉋(やりがんな)
職人太鼓
合砥(あわせど)
幻の石
椀
パイプもそば猪口も
庖丁
木の床と畳
女の椅子
男の椅子
大学の食堂
中古愛用
風呂も新幹線も
土間のある家
木のクラフトマン
民芸
裏作工芸
裏作工芸展を
週一日制がいい