新潮文庫<br> 東京タワー

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新潮文庫
東京タワー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101339214
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

大学生の透は恋の極みにいた。年上の詩史と過ごす甘くゆるやかなひと時、世界はみちたりていた。恋はするものじゃなく、おちるものだ。透はそれを、詩史に教わった。一方、透の親友・耕二は、女子大生の恋人がいながらも、蠱惑的な喜美子に夢中だった。彼女との肉体関係に…。夫もいる年上の女性と大学生の少年。東京タワーが見守る街で、二組の対極的な恋人たちが繰り広げる長篇恋愛小説。

著者等紹介

江國香織[エクニカオリ]
1964(昭和39)年東京生れ。短大国文科卒業後、アメリカに一年留学。’87年「草之丞の話」で「小さな童話」大賞、’89(平成元)年「409ラドクリフ」でフェミナ賞、’92年『こうばしい日々』で坪田譲治文学賞、『きらきらひかる』で紫式部文学賞、’98年『ぼくの小鳥ちゃん』で路傍の石文学賞、2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、’04年『号泣する準備はできていた』で直木賞を受賞。著書多数。絵本の翻訳も多い。瑞々しい感性から紡ぎだされる作品世界で、多くの読者を魅了している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ヴェネツィア

434
冒頭の「雨に濡れた東京タワー」の寂寥と倦怠のイメージが小説を支配するものだとばかり思いながら読み始めた。現在は大学生の、透も耕二も高校生の時から20歳近くも年上の女性と付き合っていたという設定なのだが、愛の形は無限のヴァリエーションを持っているとはいえ、私にはリアリティを感じにくいものである。仮にそれを肯定したとしても、彼らの恋には明日はあっても未来がない。この人の小説は、わずかしか読んでいないのだが、私のイメージでは、江國香織の小説には、ある種の純なひたむきさのようなものがあるのではないかというものだ。2015/05/05

❁かな❁

171
江國さんの美しく透明感のある文章が大好き。江國さんの作品を読むのは15作目。大学生の透、親友の耕二。真逆の2人の共通点はお互いかなり年上の既婚女性と付き合っていること。2組の恋愛も対極的。2人の男性の視点で描かれていく。考え方や愛し方は違う2組だけど皆、年齢や立場関係なく恋におちてしまったのがよくわかる。「恋はするものじゃなく、おちるもの」「女は年をとるにつれて無邪気になる」そうかもって思う。恋におちると大好きな人が言った一言が嬉しくて涙ぐんだり、切なくなったり大人ではいれなくなる。甘く切ない恋愛小説。2017/07/18

ミカママ

120
再読。ふたりの19-20歳のちょっとかっこいい男の子たちのストーリー。さらっと読めましたけど、どちらかと言うと彼らが付き合ってる年上の女性の目線からのストーリーのほうが読みたかったかな。2013/12/22

美雀(みすず)

117
初めて江國さんの作品を読みました。不倫ものだけど、不潔さは感じない。視点が19歳の少年だからかなぁ?透と詩史は綺麗で切ない。耕二と喜美子は遊びのつもりの印象だけど…。それぞれ悩み、苦しむ。読んでて痛く感じます。映画は未鑑賞ですが、予告編などを見ると、透と詩史が中心になってる印象を受けますが、原作は透と耕二の視点が交互してます。文体が流れるように綺麗です。2014/05/31

ゴンゾウ@新潮部

107
10代の頃は誰しも憧れる年上の女性との恋愛。女性の江國さんが男心を見事に表現している。確かにあの頃はきっと透や耕二みたいだったんだと思うけど、今振り返るとなんだか甘ったるく感じてしまう。そう思ってしまうのは年を取ってしまったということか。2015/02/10

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