感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めしいらず
43
テニスシーンが最も熱かった80年代前半。テニス史に残る偉大なレジェンドたちのテクニックを彼らの言葉(本当に?)と連続写真で解き明かす。皆が個性豊かだけれど、天才マッケンローはやはり唯一無二。目を疑う技術とその美しさはスポーツの枠すら超えて芸術の域。新旧ビッグ4を勝手にイメージで比較すると、マッケンロー=フェデラー(うっとりする優美さ)、コナーズ=ナダル(諦めない貪欲さ)、レンドル=ジョコビッチ(圧倒的な正確無比さ)、ボルグ(&ヴィランデル)=マレー(メンタルの堅牢さと執拗さ)って感じかなぁ。再…再読。2020/05/17
めしいらず
21
ボルグ、コナーズ、マッケンロー、レンドル、エバート、ナブラチロワ、ヴィランデルetc...今から30年少し前は、ラケットがウッドから新素材への過渡期で、テニスが最も煌びやかな個性に彩られていた時期。チャンピオン達のテクニックを連続写真や本人達の言葉を交えて解説。誰よりもマッケンローの型破りなフォームと打球の描く軌跡にウットリ。間に挟まれる本人達の生い立ちや、テニスの蘊蓄がまた面白い。彼らのプレーが最も輝いていた頃をリアルタイムで観られなかったが、今やYouTubeがある。良い時代になったものだ。2013/03/25
ふろんた2.0
8
1984年初版。表紙は現役時代のマッケンロー。ボルグ、コナーズ、レンドル、ナブラチロワ、クリス・エバート、ヤニック・ノアといった名選手を写真を交えて紹介。昔からのファンにはたまらない1冊。マッケンローはついこの間、錦織圭とゲームしてたな。とても50代とは思えぬ体のキレだった。2014/09/08
FK
3
テニスを始めたのが1983年6月。女子硬式テニス部の顧問を割り当てられたのが切っ掛けである。以後、まずは独学でかなりの数の本を読んできた。これはその一冊で、久しぶりに取り出して再読。やはり役に立つヒントが多々あった。懐かしい名前が並んでいる。しかも、当たり前かもしれないが彼らはみんな私より年下なのだった。つまり現在も健在のはず。マッケンロー、ボルグ、コナーズ、レンドル、ナブラチロワ、クリス・エバート、パム・シュライバー、等々。2022/05/14