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岩波少年文庫
氷の花たば (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 212p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784001141191
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8397

内容説明

雪道に迷った父親の命をすくい、お礼に娘を要求した白いマントの男の正体は?表題作のほか、美しい木こりの娘の秘めた恋、「麦の子ジョン」と名のる神秘的な少年の話など、みずみずしい自然の息吹を感じさせる六つの不思議な物語。小学5・6年以上。

著者等紹介

アトリー,アリソン[アトリー,アリソン][Uttley,Alison]
1884‐1976。イギリスの作家。ダービーシャーのクロムフォード村の農場に生まれ、自然のなかで幼い日々を過ごす。マンチェスター大学で物理を学び、ロンドンの女子中等学校で理科担当の教職についた。アトリーの作品としては、「グレイ・ラビット」シリーズなど、幼年向け動物物語がよく知られているが、出身地の歴史を題材に“時”をあつかった長編ファンタジー『時の旅人』や、自伝的作品『農場にくらして』は、アトリーの資質の最良のものがあらわれた作品として、高く評価されている

石井桃子[イシイモモコ]
1907年、浦和市生まれ。日本女子大学卒業。編集者・作家・翻訳家として、また児童図書館活動の草分けとして、戦後の児童文学界をリードしてきた

中川李枝子[ナカガワリエコ]
1935年、札幌市生まれ。東京都立高等保母学院を卒業後、15年ほど保母として働く。同人誌「いたどり」を経て、『いやいやえん』(1962)で作家としてデビュー、多くの賞を受賞した
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たつや

41
幻想的で美しい表現の冴え渡る6つのお話。「妖精の船」「氷の花たば」「麦の子ジョンバーリコーン」の3編が気に入りました。後日、再読すると印象も変わりそうです。2017/01/18

cocona

37
本の題名を含んだ6つの短編小説。あまり引き込まれず読むのを断念してしまった‪( ´•̥  ̫ •̥` )‬この本が好きな人や作者様すみません!m(_ _)mまた機会があったら読もうかな。では、また違う本を読みます。😊2019/02/24

さゆ

30
この本のなかで特にお気に入りなのが『七面鳥とガチョウ」です。『ブレーメンの音楽隊』に似ていますが、私、このおはなし、大好きです。ここでネタバレしちゃうと面白さが半減するから言わないけれど、是非、お読みください。おすすめです。最近、アトリーの書いたものをいろいろな人が訳しているものを読んでいますが、やはり「チム・ラビットシリーズ」と同様で石井桃子さんの訳が一番好みだと思いました。2012/03/05

シュシュ

23
アトリーの世界に魅了された。アトリーは、深い森のそばで育った女の子ならではの感性と想像力を持っていると思う。アトリーの自伝的物語『農場にくらして』の中の神秘的な森の様子を感じた。どの話もよかったが、特に好きなのは、木こりの娘。主人公の娘、チェリー・ブロッサムがイラクサの葉で上着を縫い、山ザクラの花びらでウェディングドレスを縫う、自然の中のファンタジー。2019/02/10

ヴェルナーの日記

16
アトリーの作風がよく出ている短編集で、6編の作品が収められている。前作の「西風がくれた鍵」の続編といった雰囲気で、どの作品も楽しく読むことができた。2012/05/18

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