内容説明
妻が倒れた。心臓がバクバクするという。１５８センチ８０キロ、この１０年で３０キロ増量、明らかに太りすぎ。ダイエットするわ、私。子供も産みたいし―病院の待合室で妻はしんみり呟いた。しかし運動は大の苦手、汗をかくのは美しくない、目が覚めたらやせていたというのが理想とのたまう。夫は、ダイエットの道を探り始めた。不可解な女性心理に寄り添った抱腹絶倒の３年間。
目次
やせれば美人
心臓バクバク
デビュー前、デビュー後
ダイエットが降ってくる
信ずる者は救われる
９、１１、１３
エネルギーの温存
食神の星回り
体重計、壊れる
同窓会に向かって走れ！
ナルシストの暗示
太る血液
もう、食べたくありません
見えないダイエット
著者等紹介
高橋秀実［タカハシヒデミネ］
１９６１（昭和３６）年横浜市生れ。東京外国語大学モンゴル語学科卒業。テレビ番組制作会社勤務を経て、ノンフィクション作家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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射手座の天使あきちゃん
80
笑、笑、笑・・・、皆さんの感想通り随所に現れる笑える表現、そして妻に対する溢れる愛！？が一杯詰まったダイエット解説本 だまされたと思って最初の１０頁をお読みください、最低でも「くすっ」と３回は笑えますよん♪ それにしても、「やせれば美人」とは、なるほど発展途上と同じ表現ですね(笑) 将来が明るいような気がしますねぇ(笑)2010/12/06
saga
53
【古書】著者の妻のダイエットに関するアレコレを綴ったエッセイ。「やせれば美人」とは、第三者ではなく、妻本人の口癖であることにまず一笑い。そしてdietには日本語の減量という意味がないことに驚いた。妻の瘦身のために、いろいろ調べ、時に妻を同伴してダイエットに成功した女性の話を聞くうち、「ダイエットの本（中略）の文面は、禁止事項で構成されている」ことに気付き、そのストレスから太り……ダイエットの輪廻にはまってしまうという指摘に妙に納得できた。私も、若かりし頃の榊原郁恵さんのような健康的な女性が好み。2024/07/24
ぐっち
37
「やせれば美人」…これまた秀逸なタイトル！やせたいと思いつつも、目の前の誘惑や怠け心には逆らわない、何とも親近感にあふれるスタンス。ちょい前の本なので、一世代上感はあるけど、成功しない気持ちはまさにその通り。特に女性雑誌の編集者さんの「白馬に乗った王子様と一緒です」「夢だから、もちろん覚めます」「だから、次の夢が必要になるのです」には、いろんなダイエット法をさすらって来た私は、まさにその通り～！まあ結局、高橋さんはぽっちゃりした奥様がお好きみたいなので、このままで良いんじゃないかと思いますね。2018/11/03
さゆ
36
私も若い頃に比べると、ずいぶん太った。街中で油断したときに映る自分の姿に打ちひしがれる。でも、運動は嫌い。いえ、一時的に努力することはできないことはないとは思う。だけどずっとすっと、それを続ける気持ちはどうしても持てない。本を読む時間も減ってしまうし。できない理由はたくさんある。だから私も思うことにする。「やせれば美人」2010/09/13
扉のこちら側
33
再読。ダイエットが降ってくるという表現が秀逸。2013/08/18
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- 洋書
- ECCE HOMO
