内容説明
クリスマスが嫌いで、ゴシップ大好き。親は子供の成功を恐れ、物欲がなさそうでダイヤには目がくらむ。在英25年の駐在員夫人が明かす紳士淑女の実態は、品がいいのか悪いのか。イギリス式子育て、人生を狂わされる駐在員たち、海外生活ならではの失敗談など、おかしくも愛おしい珠玉のエッセイにちりばめられた幸せの秘訣。新エッセイも満載。
目次
西日の当たる快適なリビング
私様の教養コレクション
子供の成功を恐れる親たち
ロンドンで成金ウォッチング
イギリス式不完全主義
イギリス人はクリスマスがお嫌い
大学入試はユーモアで制覇?
GUPの法則
コーヒー・モーニング発、ランチ経由、ディナー・パーティ行き
男と女のケミストリー〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みとと50
6
日本もイギリスもどちらの良さも悪さも分かった方が書いているので、凄く面白かった。どちらがどうってことじゃないよね。等身大で見たロンドンは魅力的でもあり、日本も捨てたもんじゃないとも思う。開放感に関しては、私自身普段から特別閉塞感を感じない環境なので何とも言えませんね。 2013/03/06
tomoaki
6
若いころイギリスに住みたい病にとりつかれたことがある自分には、思わずうなずいてしまうエピソードがちりばめられていて、面白かった。次作もあればぜひ読んでみたい。2010/09/12
NekoApple
3
『ロンドンはやめられない』/高月園子/新潮文庫/★★★★☆/ロンドンに滞在する日本人女性やイギリス人の国民性などを著者の偏見(?)も交えながら解説。日本人女性向けに書かれているのかなって思うんだけど、男性が読んでもなかなかおもしろい。女性の本性が垣間見える感じがしますね。あと、日本人とイギリス人の違いもなんとなくわかって楽しい。/http://bit.ly/nBVZ5l2011/08/05
コホン
2
イギリスの労働者階級の親の気持ち、は興味深かった。2013/03/02
sino
2
行間に収まりきらなかった小言の存在は、矢面に立ってでもリアルなロンドンを伝えようという、目論見のものかもしれない。ただ著者の女性らしい、視点論点のズレには、読むのに労を要したが。