新潮文庫
世界ぐるっとほろ酔い紀行

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  • サイズ 文庫判/ページ数 316p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101333526
  • NDC分類 596.7
  • Cコード C0195

内容説明

世界には、国の数だけさまざまな酒、肴があるのだ!棚田のゴザの上で汲み交わすインドネシアの椰子酒。スウェーデンの世界一臭い缶詰とアクアビット。ポルトガルの海辺、鰯を肴に赤ワインをぐびり。西部劇を気取り一気飲みするアメリカのバーボン。産地でしか飲めない濃く甘い紹興酒。父の好きだった肴と日本酒が呼び起こす思い出―。写真と共に綴る40年に及ぶほろ酔い旅の記録。カラー写真満載。

目次

アジア編(ラープの響き―タイ*メコンウィスキー;バナナ林のセンミン屋―タイ*ラオ・カーオ ほか)
ヨーロッパ編(リカールに水を注ぐと―フランス*リカール;スコッチの酔い―スコットランド*スコッチ ほか)
アメリカ・オセアニア編(ぼくらのパーティーにおいでよ―オーストラリア*ビール;ぼくとそっくりなマオリの青年―ニュージーランド*ワイン ほか)
日本編(泡盛の豊潤―泡盛;ヒージャー汁は沖縄に行く前に食べていた―泡盛 ほか)
特別編 紹興ほろ酔い紀行―二〇〇九年十月中国・浙江省を訪ねて

著者等紹介

西川治[ニシカワオサム]
1940(昭和15)年、和歌山県生れ。早稲田大学中退。写真家、文筆家、画家として活躍しながら、料理研究家としても60冊以上の著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mr.lupin

53
西川治さんの二冊目の作品読了。今回は世界中の酒とその肴についての紀行記。非常に興味深くまた余分な飾り付け等もなく素直に楽しむ事ができた。世界には、国の数だけさまざまな酒、肴があるのだ!まさにその通りの一冊だった。西川さん、他にも著書があるようなので機会があれば是非また読んでみたいと思う。☆☆☆☆★2019/03/07

HIRO1970

29
⭐️⭐️⭐️西川さんの本は2冊目です。前回は肉がテーマでしたが、今回はお酒でした。著者は料理も玄人はだしですが、そもそも美味しい酒のつまみを用意したくて料理の腕が上がった節があり、前回の肉の本の時から薄々感じていましたが、今回はそれが確信に至りまして、ますます親近感が高まりました。読めば分かりますが次々とエクセレントな肴とそれにあう銘酒が出てきて、触発されて毎晩帰宅時に違う酒を思わず買って帰る始末となりました。実に美味しそうな描写に色彩が豊富に感じられ、また彼の地の文化を尊重した態度や姿勢もGOODです。2014/04/18

キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

28
感想というかあれなんだけど、行ける時はいつでも行けた世界が遠くなって一年あまり。失ったものが大きい気がしてまだボーゼンとしております。よく考えたら海外に旅行するのは一年に1度か2度。何日間かだけ。それでもどれだけ心の支えになっていた事か。まだ戦争や紛争などの人為的過ぎるものでないだけ、我慢できるものかもしれない。早く世界にいけます様に。そしてここに書かれたお酒達を飲むことができますように。2021/02/13

すぎえ

19
世界のあちこちをめぐって、飲んだお酒を通して雰囲気が伝わってくる紀行文。読んでいて欧州のお酒って社交的で開放的な気がした。ほんとにうまい肴にうまい酒、それに友達や恋人。そういう場でのほろ酔い気分ってすごい楽しい。そんな雰囲気が伝わってくる。ただ著者はそれだけじゃなくて、お酒の味に舌が肥えてるから泡盛やウイスキーなどの描写がうまい。というか、うまそー。あと出てくる写真もお酒よりも酒のある場を伝える写真で見てて楽しい。そんな一冊。2010/04/17

sawa

15
★★★★☆ 世界各国の旨い酒に旨い肴。地元の人に交じって飲む酒は何とも楽しそうで、これぞ酒の醍醐味。レイ・ブラッドベリの『タンポポのお酒』、イタリアでおばあちゃんが実際に作っているのにはびっくり。本当に夏を閉じ込めたお酒なんだー。飲んでみたい!2012/02/07

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