内容説明
離婚。それはモラルからの解放。自由になった私の中で、淫らで貪欲な生き物が目覚める。SM、ボンデージ、調教。未知の快感に慄きながら私は変わる。もう男に心を囚われることなく、ただ官能の虜となりたい。背徳の歓びが私を震わせる―。処女喪失に始まる性体験を、赤裸々に綴った禁断の極私小説。著者が愛する谷崎潤一郎描く耽美世界をも彷彿とさせる濃密なエロティシズムが滴る。
著者等紹介
杉本彩[スギモトアヤ]
1968(昭和43)年京都府生れ。女優。2004(平成16)年に公開された映画『花と蛇』に出演し、反響を呼ぶ。特技はダンス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ミカママ
54
彼女のことはよく知らない(セクシー系の女優さん?)で読んでしまった。今、彼女の画像をこのページでたくさん見て、うーん、こんなに綺麗なら、何してもOK!って言いきれます。 官能系なんだけど、官能シーンが似たり寄ったりなのがちょっと不満。(笑) さまざまな男性遍歴のあと、美咲が本当の愛を知ることができるといいな。2014/08/11
らむり
23
何が言いたいのか分からない、薄っぺらなお話(ゴメンなさい!)。想像してた内容と違ってたし。2013/10/20
ヴェネツィア
11
リサイクル書店で購入。『インモラル』というタイトルだけど、中身はちっともインモラルではない。常識的な範囲にちょっとだけトッピングを加えた程度。しかも、それも日常の範疇を出るものではない。また、地の文はともかく、会話文(とりわけ主人公美咲の)が雑だ。ここは、もっと妖艶さが求められるところ。2012/03/19
井戸端アンジェリか
10
う~ん。谷崎潤一郎の耽美世界とは程遠い。 ムラっときたな~と思うと「あーん」で覚める(喘ぎなのか食事中なのか)。なんだろうな、私にはストライクじゃないだけなのかな。 あ、でもエロいです。普通にエロです。終始、杉本ねーさんの顔が浮かび、沢山のいい男たちとの関係がちょっぴり羨ましいぞ。2013/04/09
ささやか@ケチャップマン
7
文学というよりもはや女性を読者層とした官能小説ではという感じの爛れっぷりだった。2024/07/05