新潮文庫
あの街で二人は―seven love stories

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  • サイズ 文庫判/ページ数 274p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101332550
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

きっと見つかる、さまよえる恋の終着点――。全国の「恋人の聖地」を舞台に、7名の作家が競作! 色とりどりの傑作アンソロジー。

私はきっと、探していたんだと思う。迷える恋の行きつく場所を。心が解き放たれる瞬間を――。隠してきた気持ちを打ち明ける決意、恋人未満の男友だちとの転機。そして、平凡な日常を鮮やかに一変させた大恋愛。すべて、あの風景に出会ったことがきっかけだった。全国の「恋人の聖地」を舞台に、七人の作家たちが彷徨う想いを丁寧に紡ぎだす。宝石のようにきらめく最高のアンソロジー。

内容説明

私はきっと、探していたんだと思う。迷える恋の行きつく場所を。心が解き放たれる瞬間を―。隠してきた気持ちを打ち明ける決意、恋人未満の男友だちとの転機。そして、平凡な日常を鮮やかに一変させた大恋愛。すべて、あの風景に出会ったことがきっかけだった。全国の「恋人の聖地」を舞台に、七人の作家たちが彷徨う想いを丁寧に紡ぎだす。宝石のようにきらめく最高のアンソロジー。

著者等紹介

村山由佳[ムラヤマユカ]
1964年東京都生まれ。立教大学文学部卒業。93年『天使の卵』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞、09年『ダブル・ファンタジー』で柴田錬三郎賞、島清恋愛文学賞、中央公論文芸賞を受賞する

加藤千恵[カトウチエ]
1983年北海道生まれ。立教大学文学部卒業。2001年、短歌集『ハッピーアイスクリーム』でデビュー。小説作品も多数手がける

山本文緒[ヤマモトフミオ]
1962年神奈川県生まれ。会社員を経て作家デビュー。99年『恋愛中毒』で吉川英治文学新人賞、2001年『プラナリア』で直木賞を受賞した

マキヒロチ[マキヒロチ]
第46回小学館新人コミック大賞に入選し、「ビッグコミックスピリッツ」にてデビュー

畑野智美[ハタノトモミ]
1979年東京都生まれ。東京女学館短期大学卒業。2010年『国道沿いのファミレス』で小説すばる新人賞を受賞し、小説家デビュー

井上荒野[イノウエアレノ]
1961年東京都生まれ。89年「わたしのヌレエフ」で第1回フェミナ賞を受賞しデビュー

角田光代[カクタミツヨ]
1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

440
その豪華な作家陣からの期待値以上のアンソロジー。日本全国に散らばる「恋人の聖地」を舞台に描かれる、七つの恋の物語。中でもやはり角田さんの特攻隊悲恋モノが圧巻だった。鹿児島は遠すぎるが、とりあえず六本木には来年行ってみよう。恋人の聖地プロジェクト:http://seichi.net/2023/08/12

hiro

133
アンソロジーを読むのには、いくつかの理由がある。それは、好きな作家の作品を読みたい、一度の多くの作家の作品を読んで、好きな作家を見つけたいからだ。しかしこの本だけは、このアンソロジーのシリーズをずっと読んできたから、つい買ってしまう。村山、山本、井上、角田の直木賞作家を含む、小説家六人と漫画家一人の女性作家による「恋人の聖地」がテーマのアンソロジー。四人の直木賞作家はさすが安定していたけれど、畑野さんの作品は、このなかに入ってなかなか健闘していたと思う。加藤さんは初読みだったが、ひねり?があって良かった。2014/07/23

❁かな❁

129
全国の恋人の聖地を実際に訪れた作家さん達がそこで起きているかも知れない恋愛を紡いだ作品集♪有名な作家さん7名のアンソロジー。どのお話も良かったです!もう少し甘めのお話もあってもいいのになとは思いましたがとても読みやすく色々楽しむ事ができました!印象に残ったのは加藤千恵さんの作品で高校生気分で読んでてウルウルきました(/ _ ; )畑野智美さんのお話も最後が良かったです♪山本文緒さん、角田光代さんは深い大人のお話で、さすがだなぁと感じました!漫画家のマキヒロチさんの漫画が入っていたのも新鮮で楽しかったです♪2014/08/18

takaC

121
小説新潮 2013年 12月号「恋人の聖地 Again」を読んだ際には黒部ダムの響子ちゃんの年齢設定が拙いみたいに書いていた自分だが今回は不自然さを感じなかった。何か見落としたのかな。それとも文庫化時に修正が入った?2017/04/29

モルク

111
全国の「恋の聖地」で繰り広げられる新たな恋の展開を描く7人の作家さんたちによるアンソロジー。既読の作品もあったけど、初めましての作家さんも。恋の甘さより切なさが残る作品が多い。男友達との関係、ずっと恋愛なんてあり得ないただの友達が、彼の良さに改めて触れかけがえのない存在と気づかせてくれる畑野智美さんの「黒部ダムの中心で愛を叫ぶ」がよかった。でも、どの作品も好み。2022/05/18

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