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新潮文庫
帰って来た紋次郎 最後の峠越え

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  • サイズ 文庫判/ページ数 329p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101329116
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

心安らぐ地は何処にあるのか―。道なき道を行き、星空に夜霧を忍び、ひとり旅を続ける孤高の渡世人・紋次郎。春の三国街道、秋の伊勢、日光街道から江戸を通って、さらに東海道…。無頼に憧れる若い男と、両親が病に臥せる少年との奇妙な道中を描いた表題作「最後の峠越え」他五編。旅の最果てで、紋次郎を待ち受ける非情の宿命とはいったい何か?大人気シリーズ、最終作。

著者等紹介

笹沢左保[ササザワサホ]
1930(昭和5)年、横浜生れ。詩人笹沢美明の三男。郵政省簡易保険局勤務の傍ら、推理小説専門誌「宝石」に作品を発表し、『招かれざる客』や日本探偵作家クラブ賞受賞の『人喰い』(共に’60年)で注目される。その後、「六本木心中」(’62年)等の風俗小説で話題をよぶ一方、’71年から始まった「木枯し紋次郎」シリーズで“股旅もの”の新境地を開拓。推理・現代の両分野で活躍している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんぶん

15
【図書館】これも文庫本では無く親本で。 細かいエピソードを繫いでいるが街道を変化を付けている。 紋次郎のエピソードと言うより関わった人のエピソードに終始してる。 死生観と言うか紋次郎のこれからの生き方を示唆している。 「最後の峠越え」も紋次郎では無く、各人の峠越えが最後と言っている。 だいぶ続けてきたシリーズにエピソードも小粒になった様に思う。 これだけ続けたらネタ切れにもなるよな。 また、しばらくしたら読み返す事もあると思う。 先ずは、左保先生を偲びつつ、本を置こう。2021/07/28

イチコ

1
紋次郎、最後の旅……というほど劇的な別れではなく。 いつもの紋次郎が、道中合羽と同じほど歳を重ねた厚みのある人情を不承不承見せて人助けをしてしまう。いつものお話が最後まで続く。 そこには別れという言葉の持つ悲しさも虚しさもなく、ただどこかで道を分かれてしまったというだけのような、ともすればふとしたときにまた顔を見かけるくらいはするかもしれないという淡い期待がどこかにある。そこが心憎い、実に紋次郎らしいお別れ。 お達者で、と紋次郎の声が聞こえてくるような、本の旅という言葉の奥深さを教えてもらいました。2023/07/13

tai65

1
星5つ2009/03/22

ゆきまる

0
時代劇のハードボイルド、書き方が少し愛想ないがしかたないか。2016/11/03

きのきの

0
借物。木枯らし紋次郎といえば、TVでやっていた。なんか楊枝をくわえていたなぁ。という程度の知識。主人公は紋次郎なんだが、それぞれの話にはそれぞれの主人公がいて、紋次郎は第三者。初めて読んだのが、またまた借物で、今度は最後の巻。いわゆる人情ものとは違うと言う解説だったが、人々の思いとか無常とかを感じられて、人気があったことが良くわかったが、あとがきにあるように、確かに爪楊枝は無理有る場面も(笑)。 これが2017年最後の読了。数えてみたら、小説や新書などが93冊。100冊には辿りつかなかった。2017/12/30

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