内容説明
駆け出しの舞台役者・三枝彩乃は公演の稽古に励む毎日だったが、ある晩、母が急病で倒れてしまう。手術は成功したものの、今度は父が不倫相手と出奔。入院費と生活費を稼ぐべく女優・中原真知子の付人として働き始めた彩乃は連続ドラマの撮影に同行する。予定のロケ地が工事で使えず、新たに撮影場所に決まったのは、21年前に祖母が殺害された団地だった―。一気読み必至の青春ミステリー!
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948(昭和23)年、福岡生れ。桐朋高校卒。’76年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。’80年『悪妻に捧げるレクイエム』で角川小説賞、2016(平成28)年『東京零年』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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