内容説明
石塚深雪、23歳。OL生活も四年目を迎えた彼女の心の支えは、営業部長の矢沢晃二。新人の頃、ミスをした深雪を救ってくれたことがあったのだ。その矢沢がワンマン社長と対立して、突然辞職に追い込まれた。裏には何か事情があるようなのだが…。自分の立場を気にして動こうとしない男たちに愛想をつかした深雪は、一人で送別会を企画するが、事態は意外な方向へ進展して…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
74
解説や後書きの代わりに、奥菜恵と赤川次郎の対談を掲載しています。 物語は、石塚深雪という女性が新人の頃お世話になった上司が、 会社を辞職しようとして、歓迎会を開催しようという話です。 登場人物の家族を巻き込んで、さまざまな事件が起きます。 深雪のまっすぐな思いを理解してくれるのは、女性だけかもしれない。 主役のいない送別会。 会社の命運も危ういのでは。 ちょっと経過と結果が中途半端なような気がしました。2013/05/11
おか
14
何と 色々な人が 伝えたい想いを伝えられないか、、、結局 誰にも同調できなかったf^_^; 物語が終わった後でも 登場人物それぞれの今後を心配している私です^_^2016/09/02
RED FOX
9
「お父さん、私、学校やめなくて大丈夫?」社長に反論した部長の送別会は開催できるのか?ダメダメ星人が多くて誤解が誤解を呼び、読むのを止められない。巻末対談は赤川次郎&奥菜恵。2020/10/31
はむズ
3
携帯電話がない時代のすれ違いって……今の世代には分からないだろうなぁ2014/12/01
さよこ
3
恩義を真摯に貫く姿は美しいと感じた。可能性を最大限に努力すればいつかどこかで誰かが共有してくれる2012/10/12