内容説明
「週刊S」の記者、栗田真由美は酔った勢いで応募したミス・コンテストの書類選考を見事に通過した。だが困ったのは真由美自身。実は彼女には夫がいたのだった。わけあって職場では秘密にしているのだが、このままではいずれバレてしまう。そんなとき、真由美の目の前で殺人事件が発生。被害者の男が息絶える寸前に残したのは「ミス…」という謎の言葉だった。ユーモア・サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リプリー
7
いつもの事ながら気の強いヒロイン。若く逞しい少女。頼りない男達。豪快なヤクザ。など、赤川さんらしい登場人物が入り乱れる展開でコメディとして十分に楽しめる。しかし、各チャプターごとの“興味を引き付けるだけの展開”にはやや辟易した。電気が消えた→間違えてただけ。スキャンダル写真が撮られる→あっさり奪還、等々。もうちょっと主人公達を追い詰めても良かった気がする。2017/02/07
kaizen@名古屋de朝活読書会
2
夫のいる勤め人なのに,酔ったいきおいでか「ミス」コンテストに応募してしまう。 やくざや,芸能人や,ものかきなどの,さまざまな人が登場する。 主人公の透明感のある女性は,赤川次郎の理想なんだろう。 親子の絆や夫婦の絆、いろいろな絆に支えられ、 最後はいろいろな裏切りがあるかもしれないが乗り越えられるだろう。 2011/08/12
Yossarian
1
粗製濫造の赤川次郎の中でも、特に低質。
田(゚_ 。)村
0
1999/11