新潮文庫<br> 子子家庭は危機一髪

新潮文庫
子子家庭は危機一髪

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  • サイズ 文庫判/ページ数 337p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784101327167
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

父は贈賄の容疑で手配中の逃亡犯、母は男と二人で駆け落ち―両親が同時に家出して、残されたのは姉と弟二人だけの“子子家庭”。慣れない台所仕事にアルバイトとてんてこ舞いの小学生主婦・律子とたよりない弟・和哉。泥棒の仲間に引き込まれそうになったり、父を捕まえようとする刑事に尾行されたりで、“子子家庭”は今日も危機一髪!元気満点の小学生主婦・律子が大活躍。

目次

わが家は子子家庭
子子家庭に愛の手を
子子家庭は安全第一
子子家庭は大入満員
子子家庭はマーケット
子子家庭は危機一髪

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coco夏ko10角

18
子子家庭シリーズ第1弾。「子子家庭の身代金」を先に読んでいて家族の状況は知っていたけど、実際パパとママがいなくなる場面を読むと切ない。律子のママに対する気持ちがすごい。「子子家庭は大入満員」のラストが寂しい、そこで終わってしまうのか…。2014/03/30

波多野七月

17
「パパとママが、同じ日にいなくなっちゃった!?」ある日突然、父親は会社で起きた罪をかぶって逃走し、母親は恋人と駆け落ちに。そしてはじまる、小学6年の姉と小学3年の弟だけの〈子子家庭〉。お金はないし、お腹もすくしで毎日大変!悲しいことや、さびしいこともあるけれど。親友や周囲の大人に助けられながら、働きながら頑張る姿に元気をもらえます。ユーモラスでテンポが良くて、一気に読めること間違いなし!〈子子家庭〉を応援したくなる、まるで児童文学のような赤川次郎の人気シリーズ。未読の人はぜひどうぞ!2016/01/09

zanta

15
若い頃は赤川氏本を出れば読んでいた時期があって。その頃読んだと思う。こういう本っていいな。あまり深く考えなくてもよくて、小学生のタフな元気さに励まされる。微笑ましくて健気で。これはこれで読書の立派な楽しみ方だと思う。2014/11/13

そうたそ

10
★★★☆☆ 父が贈賄の容疑で指名手配犯となってしまい逃亡、母は男と二人で駆け落ち。この二つのタイミングが奇跡的に重なり、姉と弟二人だけが残され、"子子家庭"となってしまった、というツッコミどころ満載のトンデモ設定な作品であるのだが、これがすこぶる面白い。小学生主婦となってしまった姉・律子の奮闘ぶり、頻繁に騒動に巻き込まれそうになるも、何とか姉弟で局面を切り抜けていくストーリーが、ユーモア溢れる作風と相性抜群で面白かった。シリーズは数作出ているようで、もう少しまだこの姉弟コンビの活躍を見れるのが嬉しい限り。2023/09/01

蕭白

9
ありえない設定だけど、健気な姉弟の頑張りは、読んでいて悪くなかったです。2020/11/19

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