内容説明
江川卓との交換で阪神に移り、古巣の巨人に8連勝した小林繁。監督と喧嘩して移籍され、指導者としての能力を見いだされた須藤豊。トレード先で、人生の恩師・野村に出会った江夏豊。監督を解任され、一兵卒としてロッテ入りした野村克也…。チームという組織の中で働く選手たちにとって人生の一大転機トレード。そのトレードによってチームを移った選手たちの演じる光と陰のドラマ。
目次
鈴木武
須藤豊
山内一弘・小山正明
金田正一
高倉照幸
江藤慎一
荒川堯
阪本敏三・大橋穣
江本孟紀
張本勲
高橋一三
江夏豊
藤波行雄
野村克也
マニエル,ブライアント
田淵幸一
小林繁・江川卓
高橋直樹
水谷実雄・加藤英司
新井宏昌
落合博満
牛島和彦
大島康徳
西本聖・中尾孝義
高橋慶彦
門田博光
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
5 よういち
72
昭和のプロ野球で成立したトレードによって脚光を浴びた選手、逆に球界を去ることになる選手、トレードにまつわる様々なエピソード。今回は登場人物間の会話がないため盛りどころは少なかった。しかし、プロ野球史上唯一的な表現は相変わらず。こうしてみるとプロ野球選手はプロとはいえ、球団という組織の中で生かされも、殺されもするものなんだよなあ。そういう意味でプロ野球選手に親近感が湧いてくる。2018/10/31
金吾
22
かなり昔の本ですが、昭和の野球人たちの考えもわかり面白かったです。特に江藤慎一、江本孟紀、高橋直樹、高橋慶彦が良かったです。2021/04/19
masaru
7
昭和の時代に活躍したプロ野球選手たちのトレードにまつわる裏話。今のFA制度と違いこの頃のトレードにはネガティブな悲壮感が漂っていた。著者のアンチ巨人っぷりがはっきりわかるのも面白かった。2020/12/28
カニック
7
自らもトレード?を2度経験している著者のトレードにまつわる様々な人間模様を描いた作品。昔は確かに暗いとか狡いとかのイメージがつきまとっていましたね。新井宏昌をタダ同然で放出した南海は確かにドアホウです。2017/09/21
kinkin
6
江川と小林の交換トレード、覚えています。2014/01/18