感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
もりくに
42
昭和30年代に少年だった私が熱中したスポーツは、当然野球で、「大学野球」から「高校野球」まで熱心に観た。だから、この本に取り上げられた25名の選手は、皆知っている。思わず、「あー」と声に出たほど、鮮烈な「記憶」を呼び覚ました選手もいる。この本の卓抜なところは、「華やかな」プロ生活と、その後の「二つの」人生を描いたところだ。考えてみればもっともで、「背番号の消えた人生」の方が、ずーっと「長い」。従って、いわゆる「スポーツ」ものと違って、名選手ばかりではない。著者は電話が繋がった時点で「勝った」と感じた。→2020/05/04
たーくん
8
再読→→→1ダースもの誘いを断って、部下の再就職にために走り回り、失業保険生活をした男。命がけで貯めた金を生かすため、商売見習いから始めた男。捕手時代の情報収集能力を生かし、商売のコツをつかんだ男…。野球に生命を賭け、球場をわかせ、ファンを熱中させた名選手たち。ユニホームを脱いだあとの彼らの人生の転換を追い、その姿をとおして男の生き様を鮮やかに描き出す。2022/04/08
YS-56
2
野球と人生と。近藤節はやはり良いなぁ。2017/10/03
文句有蔵
2
つい最近、天下の読売大巨人軍様で、華々しいプロデビューを飾ったかつてのスター選手の近況を、テレビのドキュメンタリーで観たばかりだったので、この本を手に取った。当たり前と言えば当たり前だが、人生80年といわれる時代にあっては、野球に限らないがどんな名選手も、選ばれたほんの一握り以外は背番号が消えてからの人生が長い。それを思えばただ好きだからというだけで、進路を子供の自主性に任せていいのかと考えた。好きだからと純真に打ち込み、その結果がその世界しか知らない井の中の蛙だなんて、あまりにも酷すぎる。2013/06/15
渋谷英男
1
再読。有名どころが少ないのがまた良い。☆42020/05/27
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