内容説明
学生時代から抱き続けたフランスへの憧れは、中年になってますます強い留学願望となった。ついに63歳にして永年の夢をかなえたサラリーマンの著者が、留学を実行するまでの心情、方法、そして、幸運にも見つけた住居で2年間を過ごす、妻との新しいパリ生活。山の遭難で息子を失い、57歳で癌を克服した著者の勇気ある生き方を綴る。どこまでも自分の可能性をためす男の体験記。
目次
五十歳代の転機
根強いフランス志向
留学の具体化
留学の準備
出発
ムードンというところ
マダム・メニエール
遊びの春
語学校通い
ストの話
初めてのヴァカンス
大学通い
年末・年始
再び大学通い
南仏に恩師を訪問
大統領選挙と国会議員選挙
二度目のヴァカンス
日常生活
帰国近づく
帰国