新潮文庫<br> スティグマータ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 402p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101312651
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



近藤 史恵[コンドウ フミエ]
著・文・その他

内容説明

あの男が戻ってきた。三度の優勝を誇ったもののドーピングで全てを失った。ドミトリー・メネンコが。ざわめきの中、ツール・ド・フランスが開幕。墜ちた英雄を含む集団が動き始める。メネンコの真意。選手を狙う影。密約。暗雲を切り裂くように白石誓は力を込めペダルを踏む。彼は若きエースを勝利に導くことができるのか。ゴールまで一気に駆け抜ける興奮と感動の長篇エンタテインメント。

著者等紹介

近藤史恵[コンドウフミエ]
1969(昭和44)年大阪府生れ。’93(平成5)年『凍える島』で鮎川哲也賞を受賞し、作家デビュー。2008年『サクリファイス』で大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三代目 びあだいまおう

294
世界最高峰の自転車レース、ツール・ド・フランスを堪能した。3週間超もの競技期間、全体の総合優勝だけでなく様々なスポット勝負が設けられ、挑む競技者の戦略と栄光、人生自体に巨大な壁が立ちはだかる!『サクリファイス』から始まるこのシリーズ、今回は少し趣きが異なって、劇的に印象に残るシーンを主軸にせず、登場人物達の矜持と人生、心理に重きを置く。ただ語り手がいつもの『チカ』なので明快な描写ではないわけ!それが読み手に、物語内への主体的(客観的でない)入り込みを感じさせる。レースに同行・参加してる気分にさせる‼️🙇2019/12/29

しんごろ

251
序盤からきな臭い展開。おいおいチカを巻きこむなよと思いながら読んでる自分は、作者の術中にハマってしまったか。どうしてもチカに感情移入してしまう。チカは面倒見の良いナイスガイ。私生活の中でもみんなのアシストしてる。ラストのチカには痺れた。これぞプロ。ホントにアシストという影に徹してる姿が格好良すぎる。チカのような、縁の下の力持ちとして自分は生きてみたい。個人的には、もうちょっとレースのスピード感と臨場感がほしい。それでも、自転車ロードレースの魅力を見せつけられた。チカよ!いつか晴れ舞台に上がってほしい。2020/10/29

utinopoti27

177
近藤史恵が描くサイクルロードレースの世界「サクリファイス」シリーズ最新作は、ツール・ド・フランスを舞台にした、『堕ちた英雄』の生き様がテーマだ。お馴染み日本人レーサー・白石誓の抑えた語りが、勝負に賭ける男たちの物語を切々と紡ぎあげる。復帰レースを前にして、汚れた英雄・メネンコが企てる驚きのシナリオとは・・。忍び寄る不穏な気配、レースの痺れるような駆け引き、張り詰めた緊張感、選手それぞれの思いが混然一体となって作品を盛り上げます。エースを勝たせるために走る、チームスポーツの神髄を地で行くラストが熱い!2019/10/22

佐々陽太朗(K.Tsubota)

156
期待に違わぬ面白さ。ツール・ド・フランスの緊迫した内幕を選手の視点で描ききっています。物語の肝になっているのはロードレースが実はチーム競技なのだということ。そしてレースの過酷さは体力的にピークを越えた選手にとって意欲や経験でカバーできるほど甘いものではないという現実。ステージ優勝のチャンスを目の前にしたチカがとった行動に心が震えた。気になるのはチームメイトのアルギの妹ヒルダの存在。想像するだに魅力的なヒルダが次作以降でどのように物語にからんでくるのか、ひょっとして・・・と期待は高まる。2019/02/22

おかむー

128
『サクリファイス』『エデン』『サヴァイヴ』と続いてきたシリーズ三作目の長編。『よくできました』。ストーリー的に前作となる『エデン』から三年後、フランスのチームでツール・ド・フランスに出場する白石誓。この年のツールに過去にドーピングでこの世界を去った堕ちた英雄が出場することで不穏な空気が流れる。読み始めればラストまで一気読みできるだけの面白さなのは確かなのだけれど、前作までよりもさらに主人公・チカの諦念と執着のはざまで揺れ動く葛藤にページが割かれているので、レースの描写やミステリ部分がおまけに見えなくもない2019/02/10

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