新潮文庫
黒い報告書 肉体の悪魔

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101310121
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

肉体に潜んだ悪魔の声に突き動かされるかのように、欲に狂い、情に惑い、転落していく男と女―。恋人の甘い言葉に騙されて風俗に堕ちた女子大生の残酷。ナンパ塾に学ぶ男が美女相手に仕組んだ淫猥な悪だくみ。奔放な婦警はヤクザとの房事で機密を漏らす。齢を重ねてもなお性愛を諦めない老人たちの三角関係…実際に起きた事件をエロティックに読み物化した「週刊新潮」の名物連載傑作選。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミッフー

80
通勤電車内、あっと言う間に完読✌️14の実際にあった男と女の事件を基にエロを得意とする有名作家さんが着色し「クチュクチュ」と男女の粘膜擦れる音を盛り込んだ短編集📖久々に五十路男の下半身バナナ🍌でさえも、活字に大きく反応⤴️コート着て読んで正解でした😅(女性ドン引き覚悟で書いてます💦)ただ、文庫本と言えど覗き見されるのが恥ずかしく、絶対大きく開いては読めない本🤔特に印象深いのはフランス書院で有名な睦月影郎氏の「無味無臭に失望した童貞が求めたナマの匂い」匂いフェチの僕には非常に共感できる本でした😍2020/02/26

じいじ

80
現実の事件から男女の愛憎、欲を題材に小説化した「黒い報告書」、書き手は地味だが粒ぞろいだ。予想通り内容は、ホラーでミステリアスで官能的。私の一押しは、蜂谷涼の【白い悪魔】です。円満夫婦で夫の浮気が妻にバレて、誓約書を書く羽目に…。「もう一生逢いません。もし浮気をしたら私のオ○○○○を切り落としても構いません…」震える手で署名捺印。切ないが可笑しくて笑える。これまでに読んだ蜂谷小説では味わえない性愛シーンもあって面白い。ちょっとエロいけど楽しい一冊です。追伸:花房観音も書いています。2020/02/02

cao-rin

24
実際に起きた事件をエロ仕立てにしたアンソロジー。もちろんニュースや新聞に、その時の男女のエロシーンは報道されるわけはないけど、実際にはきっとこういう事だったのよね、そりゃ理屈じゃ割り切れないし事件にもなるよね、と何だか妙に納得出来ます。まさに愛憎という事ですね。しかも読み物としても充分楽しめます。そして週刊新潮の連載「黒い報告書」が、40年近く続いている事に驚き。2020/02/09

たつ

4
完全なる官能小説でした。実際の事件を知りたくなりましたが、巻末に掲載された新潮掲載時期を探れば、わかるのかな。2020/06/30

Mark X Japan

4
このシリーズは,段々官能小説に近づいてきていると思うのは気のせいでしょうか。☆:3.52020/03/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15052980
  • ご注意事項